藤田嗣治没後50年記念展、本のしごとと文字を装う絵の世界に迫る
NeoL / 2018年7月25日 11時39分
藤田嗣治 1928年頃
撮影:アンドレ・ケルテス ullstein bild / Uniphoto Press
展覧会『開館45周年記念展 没後50年 藤田嗣治 本のしごと 文字を装う絵の世界』が、静岡・長泉町のベルナール・ビュフェ美術館にて開催中。
会期は、前期後期に分かれ、一部作品を入れ替える。前期は6月23日から8月21日まで。後期は8月23日から10月30日まで。
本展は、藤田の没後50年を迎えるにあたって企画された。生涯を通じて100冊を超える出版物に携わった藤田は、絵画に加えて挿絵本の仕事にも取り組み、1919年に初の挿絵本『詩数篇』を発表。1920年代には30冊以上の挿絵本がフランスで出版され、1933年に日本に帰国した際にも、書籍の装丁や挿画、雑誌の表紙や絵本などを手掛けた。
本展では、戦前のフランスで発行された挿絵本、1930年代から40年代の日本での出版に関わる仕事、フランスに移住した1950年に発表した大型豪華本の挿絵といった「本のしごと」を中心に展示。加えて、大学時代に友人に送った絵葉書、フランスから日本に残した最初の妻に送った手紙といった資料、絵画や版画、手作りのおもちゃや陶芸作品などを紹介する。関連企画として、「猫の画家」とも称された藤田が描いた猫の絵画作品も紹介。マイケル・ジョセフ『猫の本』やエリザベス・コーツワース『夜と猫』といった書籍で手掛けた繊細な筆致の猫や、水墨や水彩作品も展示するほか、26匹の猫を配する屏風と衝立が特別公開される。
『開館45周年記念展 没後50年 藤田嗣治 本のしごと 文字を装う絵の世界』
2018年6月23日(土)~10月30日(火)
前期:2018年6月23日(土)~8月21日(火)
後期:2018年8月23日(木)~10月30日(火)
会場:静岡県 長泉町 ベルナール・ビュフェ美術館
時間:6月、7月、8月は10:00~18:00、9月、10月は10:00~17:00(入館は閉館の30分前まで)
休館日:水曜(8月15日は開館)
料金:一般1,000円 高校・大学生500円
※中学生以下は無料
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http://www.neol.jp/art-2/
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