日本美術に“なりきる”体験、トーハク×『びじゅチューン！』企画展が開催

『トーハク×びじゅチューン！なりきり日本美術館』チラシビジュアル



『トーハク×びじゅチューン！なりきり日本美術館』が、上野・東京国立博物館にて開催中。会期は、9月9日まで。


アーティストの井上涼が作詞、作曲、歌、アニメーションを手掛け、豊かで自由な想像力で美術の楽しみを広げ、多くの子どもたちから支持を得ているＮＨＫ Ｅテレの番組『びじゅチューン！』と、東京国立博物館のコラボ企画である本展。「なりきり」をキーワードに、『びじゅチューン！』で歌になった同館所蔵の5作品をピックアップして、来場者はそこに登場する人物や描いた人になりきり、作品の背後にある物語や、描かれた人々の暮らしを体感することができる。



葛飾北斎の浮世絵『冨嶽三十六景』の一図である『神奈川沖浪裏』の波を映像を使ってリアルなサイズで再現し、大迫力を実感できる体験型展示や、歌川広重の浮世絵『名所江戸百景』の一図である『大はしあたけの夕立』の雨の描線を消してスタンプで雨を降らせる版画体験展示、モニターに映し出された菱川師宣による『見返り美人図』の「美人」が、来場者の顔や手足の動きにあわせてポーズを取る映像体験、岩佐又兵衛の『洛中洛外図屏風　舟木本』に描かれた食べ物を探すクイズ形式の展示、岸田劉生の『麗子微笑』の麗子になりきる「デジタル顔はめ」が展開されている。





井上涼『見返りすぎてほぼドリル』 ©NHK・井上涼2018





見返らなくてもほぼ美人会場イメージ



『トーハク×びじゅチューン！なりきり日本美術館』
2018年7月24日（火）～9月9日（日）
会場：東京都　上野 東京国立博物館 本館 特別4室、特別5室
時間：9:30～17:00（金、土曜は21:00、日曜は18:00、入館は閉館の30分前まで）
休館日：月曜
料金：一般620円　大学生410円
※高校生以下および満18歳未満、満70歳以上、障がい者とその介護者1名は無料
※高校生以下および満18歳未満の子供と来館した方は子供1名につき同伴者2名まで団体料金

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