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可変的な創造者の自然体を映し出す「田名網敬一の現在 -Keiichi Tanaami Dialogue」

NeoL / 2018年8月27日 17時0分

可変的な創造者の自然体を映し出す「田名網敬一の現在 -Keiichi Tanaami Dialogue」



田名網敬一の個展「田名網敬一の現在 -Keiichi Tanaami Dialogue」が京都dddギャラリーにて開催される。本展は、1960年代から半世紀以上ものキャリアを誇り、今も尚トップランナーとして、そのキャリアの頂点を極めている田名網の現在を紐解こうとするもの。

田名網が、これまで製作をしてきた作品は、デザイン、イラストレーション、アニメーション、実験映画、立体作品、絵画と多岐にわたる。そこには、可変的な創造者であろうとしてきた田名網敬一の等身大の姿がある。現在、田名網が世界中のアーティスト、デザイナー、ミュージシャン、ファッションデザイナーから集めている尊敬は、あらゆる境界、領域を超えて創作活動を続けてきた歴史の重みに比例するものだ。

近年、田名網は、自身の記憶や夢を原風景にして、その80年以上もの歴史を記したいわば"曼荼羅図"の制作に取り組んでいる。一見すると奇怪でありながらもポップな妖怪画のように見える田名網の近作ですが、そこに描かれているものは田名網の実体験に基づく様々な記憶。アメリカンコミックを引用したアメリカの爆撃機、その中で光を放つ擬人化した爆弾、威嚇するように蠢めく鶏や金魚などは、田名網が幼少期に実際に体験した戦争の記憶に深く関係をしている。また、田名網が敬愛するアーティストたちの作品や、SF雑誌、漫画のキャラクターなどの引用も数多く画面に発見することができる。こうした引用は、田名網とポップアートとの関係性を示す一方で、作品を通して自身の記憶をポジティブなものへと変換しようとする作家の自然な姿を映し出している。

本展は、約20点の新作プリント作品、アニメーション、立体作品から、ファッションブランドとのコラボレーションアイテム、出版物、プロダクトアイテムなどを網羅する予定。

田名網敬一について詳しくはこちら




田名網敬一の現在 -Keiichi Tanaami Dialogue
京都dddギャラリー
2018年8月28日(火) - 2018年10月23日(火)
開館時間 11:00 - 19:00 ※土曜日と9月9日(日)は18:00まで
日曜・祝日休館 ※特別開館9月9日(日)入場無料

〒616-8533 京都市右京区太秦上刑部町10

詳しくはこちら
地下鉄東西線 太秦天神川駅1番出口 徒歩3分、嵐電嵐山本線 嵐電天神川駅 徒歩5分、
市バス・京都バス 太秦天神川駅前下車、駐車場無
▪トークイベント
ギャラリートーク
田名網敬一 + 宇川直宏(現在美術家 / 京都造形芸術大学教授)
日時:8月28日(火)16:30 - 18:00
会場:京都dddギャラリー、入場無料、要予約

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http://www.neol.jp/art-2/

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