ピエール セルネのモノクロヌード写真作品と春画が邂逅 銀座シャネルで展覧会開催
NeoL / 2019年3月3日 11時55分
Kaitlin & John, 2016 © SP2X
喜多川歌麿「歌まくら」 天明8年(1788)
浦上満氏蔵
展覧会「ピエール セルネ & 春画」が、東京・銀座シャネル・ネクサス・ホールにて開催される。前期が3月13日〜27日、後期が3月29日〜4月7日。
本展は、フランス人パフォーマンスアーティストであり写真家のピエール セルネの写真作品「Synonyms(類似表現)」シリーズと、世界的な注目が集まる春画を紹介するもの。
ピエール セルネは、パリのルーブル宮にあるレ・ザトリエ・デュ・カルーゼルで美術を学び、20代前半に写真の世界で働いた後、アメリカに渡りビジネス界で成功をおさめた。近年再び美術の世界に戻り、精力的に作家活動に取り組み、アメリカ国内および世界各国の有名ギャラリーや美術館でパフォーマンスや個展を開催している。今回展示される「Synonyms(同義語)」は、文化的、民族的に異なる背景を持つ、個人あるいはカップルのヌードを被写体としたシリーズ。モノクロのシルエットによる抽象的な形態が特徴の各作品のタイトルには被写体の名前がつけられており、それを通してのみ、彼・彼女の性別や国籍、文化的背景を推測することができる。
世紀を越えて、セルネの写真作品に邂逅するのは、浦上蒼穹堂・浦上満コレクションの珠玉の春画の数々。江戸時代に浮世絵のジャンルとして人気を博し、多くの絵師が筆をとり、数千点を超える春画が制作され、様々な絵画的実験が試みられた春画。その大胆な構図や色彩は印象派の画家たちやパブロ・ピカソにも大きな影響を与え、近年では、2013年に大英博物館で「Shunga: sex and pleasure in Japanese art (春画: 日本美術における性のたのしみ)」展、つづいて2015年に永青文庫で「春画展」が開催され、世界的な評価を得ている。
セルネの写真と、鈴木春信、鳥居清長、喜多川歌麿、葛飾北斎らの春画作品。フランスと日本、現代と江戸という、国や時代を越えたユニークなコントラストを堪能したい。
会期:2019年3月13日〜27日(前期)、3月29日〜4月7日(後期)
会場:シャネル・ネクサス・ホール
住所:東京都中央区銀座3-5-3 シャネル銀座ビルディング4F
開館時間:12:00〜19:30
休館日:3月28日
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http://www.neol.jp/art-2/
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