コラージュ作家・岡上淑子の展覧会 日本初公開作品や詩篇、スケッチも紹介
NeoL / 2019年2月25日 20時12分
《夜間訪問》©Okanoue Toshiko, 東京国立近代美術館蔵
「岡上淑子 フォトコラージュ 沈黙の奇蹟」が、東京都庭園美術館にて開催中。会期は、1月26日から4月7日まで。
岡上淑子は、1928年高知県生まれのコラージュ作家。日本におけるシュルレアリスム運動を先導した瀧口修造に見出され、写真媒体を活用したフォトコラージュ作品によってその比類ない才能を開花させた。1950年から56年まで、足掛け7年という極限られた期間に制作された岡上のコラージュ作品は、マックス・エルンストによるコラージュの影響を享受して饒舌さを増していった。
戦後連合国軍の置き土産として国内にあった「LIFE」のような海外のグラフ雑誌や、ファッション誌「VOGUE」「Harper’s BAZAAR」などを素材とし、戦後復興期の時代を反映した報道写真と、当時最先端のモードという鮮やかな対比を描く岡上の作品は、近年になり再び注目を集め国際的評価も高い。
本展は、岡上にとって東京における公立美術館での初の個展。国内所蔵に加え、米国ヒューストン美術館の所蔵作品12点が初めて日本で展示される。
新たな時代への息吹を感じさせるユニークな表現世界を、作家による詩篇や後に描かれたスケッチ、関連資料、京都服飾文化研究財団所蔵のドレスによる参考展示等とともに紹介する。
《沈黙の奇蹟》©Okanoue Toshiko, 東京都写真美術館蔵
《マスク》©Okanoue Toshiko, 個人蔵
岡上淑子 フォトコラージュ 沈黙の奇蹟
会期:2019年1月26日(土)〜4月7日(日)
会場:東京都庭園美術館
住所:東京都港区白金台5-21-9
休館日:第2・第4水曜日、
開館時間:10:00〜18:00(入館は17:30まで)※3月29日、30日、4月5日、6日は20:00まで(入館は19:30まで)
入館料:一般 900円(720円)、大学生 720円(570円)、中・高校生・65歳以上 450円(360円)
※()内は団体料金
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http://www.neol.jp/art-2/
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