クリスチャン・ボルタンスキー50年の軌跡 待望の大回顧展開催
NeoL / 2019年4月12日 11時57分
《ミステリオス》 2017 / ビデオプロジェクション(HD、約12時間)、3面のスクリーン / 作家蔵
© Christian Boltanski / ADAGP, Paris, 2019, Photo © Angelika Markul
展覧会『クリスチャン・ボルタンスキー-Lifetime』が、東京・六本木の国立新美術館にて開催される。会期は、6月12日から9月2日まで。
現代のフランスを代表する作家クリスチャン・ボルタンスキーの活動の全貌を紹介する、日本過去最大規模の回顧展『クリスチャン・ボルタンスキー-Lifetime』。クリスチャン・ボルタンスキーは、1960年代後半から短編映画を発表し、1970年代には写真を積極的に用いて自己や他者の記憶にまつわる作品を制作し注目された。
1980年代に入ると、光を用いたインスタレーションで宗教的なテーマに取り組み、国際的な評価を獲得。その後も、歴史や記憶、人間の存在の痕跡といったものをテーマに据え、世界中で作品を発表している。日本でもこれまで『大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ』や『瀬戸内国際芸術祭』に参加し、継続的に作品を発表してきた。本展は、最新作を含む47点(予定)の出品作によって、50年にわたるボルタンスキーの試みを振り返ると同時に、「空間のアーティスト」と自らを呼ぶ作家自身が、展覧会場に合わせたインスタレーションを手がける。
初期作品から最新作までを時代順に紹介するのではなく、個々の作品を組み合わせ、ひとつの大きなインスタレーションとして構成される予定。
展覧会初日のボルタンスキー本人による講演会、担当学芸員による解説会も開催を予定している。詳細はHPなどで発表となる。
《モニュメント》 1986 / 写真、フレーム、ソケット、電球、電気コード / 作家蔵
© Christian Boltanski / ADAGP, Paris, 2019, Photo © The Israel Museum, Jerusalem by Elie Posner
《コート》 2000 / コート、ソケット、電球 / 作家蔵
© Christian Boltanski / ADAGP, Paris, 2019, Courtesy Power Station of Art, Shanghai, Photo by Jiang Wenyi
クリスチャン・ボルタンスキー-Lifetime
会期:2019年6月12日[水]~9月2日[月]
休館日:毎週火曜日
会場:国立新美術館 企画展示室2E(東京・六本木)
開館時間:10:00–18:00 ※毎週金・土曜日は、6月は20:00まで、7・8月は21:00まで ※入場は閉館の30分前まで
観覧料:当日 1,600円(一般)、1,200円(大学生)、800円(高校生)
前売/団体 1,400円(一般)、1,000円(大学生)、600円(高校生)
※中学生以下は入場無料 ※障害者手帳をご持参の方(付添いの方1名を含む)は入場無料
※高校生無料観覧日については追って発表します
※前売券は2019年3月16日[土]~6月11日[火]まで、国立新美術館、オンラインチケット等で販売
(詳細は展覧会HP等でお知らせします)。ただし、国立新美術館では6月10日[月]まで
※団体券は国立新美術館でのみ販売(団体料金の適用は20名以上)
展覧会HP:https://boltanski2019.exhibit.jp
お問合せ:03-5777-8600(ハローダイヤル)
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http://www.neol.jp/art-2/
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