「デザインの(居)場所」展、デザイン作品と工芸作品を合わせた約120点
NeoL / 2019年6月14日 12時13分
「所蔵作品展―デザインの(居)場所」ポスター
東京国立近代美術館工芸館にて、所蔵作品展「デザインの(居)場所」を開催中。会期は、6月30日まで。
東京国立近代美術館工芸館は、1977年に開館した赤レンガの重要文化財。日本初の国立美術館である東京国立近代美術館の分館として、建築家・谷口吉郎が改修を手がけた。近現代の工芸およびデザイン作品を全般に総数約3,800点を所蔵し、2020年には石川県金沢市に移転予定。
本展は、デザイン作品と工芸作品を合わせた約120点を通して、“デザインの(居)場所はどこ?”という問いに対する答えを国境、領域、時間という3つの視点から考えるもの。
近代デザインの歴史に目を向け、大量生産の起点をなしたイギリスの産業革命やフランスのアール・ヌーヴォーやアール・デコといった装飾様式、ドイツの美術学校バウハウスの提唱した規格化など、国ごとに作品を展示する。
また、デザインと芸術領域との影響を読み解くために、一品制作で培った技術や知識を安価で量産に適した日常の器作りに活かすことに強い関心を示した陶芸家・富本憲吉の作品などもラインアップ。ポスターデザインが一定期間を過ぎるとその役目が終わることにも注目し、1953年に開催された「世界のポスター展」に関する小展示も行うことで、“時間”とデザインの関係を明らかにする。
柳宗理《バタフライ・スツール》1954年 東京国立近代美術館蔵
グラピュ《未亡人(ピエール・コルネイユの演劇)》1989年 東京国立近代美術館蔵
エンツォ・マーリ《磁器のデザイン T》1973年 東京国立近代美術館蔵
所蔵作品展―デザインの(居)場所
日程:5月21日~6月30日
時間:10:00~17:00(最終入場時間 16:30)
場所:東京国立近代美術館工芸館
住所:東京都千代田区北の丸公園1-1
入場料:一般 250円 / 大学生 130円 / 18歳未満や65歳以上は無料
休館日:毎週月曜日
関連記事のまとめはこちら
https://www.neol.jp/interior/
この記事に関連するニュース
-
歴史好きな人は必見! 堂本印象氏の名画に触れる企画展「歴史画パラダイス」を開催
OVO [オーヴォ] / 2025年1月15日 7時30分
-
夭折の洋画家・中村彝の復元アトリエ関連CFで目標額800万円超え 関係者「感無量」
産経ニュース / 2025年1月12日 11時0分
-
【大人気「モネ」展】「混んでいるときは…」元美術館勤務の人気作家が教える“楽しみ方”
CREA WEB / 2025年1月4日 11時0分
-
冬休みに行くべき!モネやさくらももこ、ミュシャの没入体験など…関東近郊の「注目展覧会」を6つピックアップ
isuta / 2024年12月31日 12時0分
-
企画展「歴史画パラダイス」を京都府立堂本印象美術館にて2025年1月21日(火)~3月30日(日)に開催
@Press / 2024年12月26日 10時0分
ランキング
-
1「メニューしょぼくなりすぎ」「粉チーズ有料とか…」サイゼリヤ“不満噴出でも最高益”の矛盾のワケ
女子SPA! / 2025年1月18日 8時47分
-
2「新千歳空港まで迎えに来て!」180km離れた旭川に住む友人を“パシろうとする”カップルの末路。ほかの友人たちにも見放されたワケ
日刊SPA! / 2025年1月17日 8時51分
-
3太陽光パネルの買い換えは高額だと思うのですが、それに見合うメリットはあるのでしょうか? また、補助金などは出ないのでしょうか?
ファイナンシャルフィールド / 2025年1月18日 3時50分
-
4医師も早合点「認知症は悪化していく」は間違い 治せる認知症だってあることを知っておこう
東洋経済オンライン / 2025年1月21日 7時0分
-
530代会社員の息子が「クレジットカード」の審査に落ちました。年収も「400万円」あるのになぜ?
ファイナンシャルフィールド / 2025年1月20日 2時10分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください