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相澤安嗣志の個展、「有刺鉄線」をモチーフにインスタレーションを展開

NeoL / 2019年10月8日 11時30分

相澤安嗣志の個展、「有刺鉄線」をモチーフにインスタレーションを展開

2019, production image
© Atsushi Aizawa, courtesy KANA KAWANISHI GALLERY


相澤安嗣志個展『Transparent Distance』が、KANA KAWANISHI GALLERYにて開催中。会期は、10月19日まで。


2017年の個展『No Man’s Land』では、人間と自然の間に生じた中間領域をテーマに、錆・土・コンクリートなどのマテリアルを用いて作品を制作した相澤。


本展では、アーティストとしてのキャリアを開始した当初から起用してきた鉄のなかでも「有刺鉄線」をモチーフに、人間のつくりだす中間領域に軸を置いた作品を展示する。


相澤が学生時代から一貫してメディウムとして起用してきた鉄の起源は、宇宙を誕生させた137億年前のビッグバンにまで遡り、約46億年前に形成された地球の質量の約3分の1をも占めている。約27億年前に生まれたシアノバクテリアが酸素を生み出してからは、鉄が酸素と結びつくことから、鉄から酸素を得てエネルギー源を得る生物の進化に大きく貢献し、文明の進歩にも寄与をしてきた。一方、この鉄を用いた有刺鉄線は1985年にフランスで最初に発明され、次いで1874年にアメリカの発明家ジョセフ・グリッデンによって発明された。


テキサス州マクレーンには、有刺鉄線の博物館「デビルス・ロープ・ミュージアム」が存在しますが、アメリカで有刺鉄線は、牧場や農場の境界を示す柵に用いられたことから、西部開拓時代を語る上でのキーワードの一つとなっている。


本展では、有刺鉄線と自然の土壌や、有刺鉄線とコンクリートなどのマテリアルを掛け合わせた半立体作品や、インスタレーションを展開する。宇宙の起源にまでルーツを持つ鉄のなかでも、人間同士のテリトリーを象徴的に示す「有刺鉄線」を素材に起用しながら、人間がつくりだす境界を作品として昇華させる相澤の新作に期待が集まる。





〈Area〉シリーズ(左)
2019 | stainless steel net, melamine
© Atsushi Aizawa, courtesy KANA KAWANISHI GALLERY


相澤安嗣志個展『Transparent Distance』
会 期 2019年9月28日(土)~ 2019年10月19日(土)
開 廊 火〜金:13:00〜20:00|土:12:00〜19:00(日・月・祝 休廊)
会 場 KANA KAWANISHI GALLERY
〒135-0021 東京都江東区白河4-7-6 白河和楽ビル1F
TEL 03-5843-9128

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https://www.neol.jp/gallery1/

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