彫刻作家・青木野枝の大規模個展が関東で20年ぶりに開催、美術館の空間を活かした新作も発表
NeoL / 2019年11月30日 12時4分
青木野枝 《霧と山》2019年 鹿児島県霧島アートの森展示風景 撮影:山本糾 courtesy of ANOMALY
青木野枝の大規模個展「青木野枝 霧と鉄と山と」が、府中市美術館で開催される。会期は、12月14日〜2020年3月1日。
鉄や石膏という固く思い素材を用いながら、軽やかな彫刻作品を手がけてきた青木野枝。2017年には、女性として初めて第40回中原悌二郎賞を受賞。今年7月には鹿児島県霧島アートの森で個展「霧と山」を開催するなど、精力的に活動を行っている。作品のほとんどが展示場所にあわせてつくられ、展覧会が終わると解体される。青木はこの制作と設置、解体という循環こそを自らの「彫刻」としてとらえ、様々な場所で実践してきた。
青木にとって関東では20年ぶりとなる本展では、最初期の丸鋼で造形した彫刻などの旧作に加えて、美術館の空間を活かした新作を展示。また12年以降に新たな展開を見せた、石膏の白い表面が大きな塊をつくる「原形質」シリーズも紹介する。同シリーズは鉄を切ってつなげるこれまでの線の彫刻とは対称的なものだが、石鹸や卵などの面を持つ素材はすでに登場していたという。会場では石膏と鉄の作品を同時に展示し、「なぜいま塊の彫刻なのか」を探る。
なお、会期中にはアーティストトークをはじめ関連企画を開催予定。詳細はHPをチェックしよう。
青木野枝 《天蓋Ⅰ》2016 ギャラリー・ハシモトでの展示 撮影:山本糾 courtesy of ANOMALY
青木野枝 《原形質/2015》2015年 ギャラリー・ハシモトでの展示 撮影:山本糾courtesy of ANOMALY
青木野枝 霧と鉄と山と
会期:2019年12月14日〜2020年3月1日
会場:府中市美術館
住所:東京都府中市浅間町1-3
電話番号:03-5777-8600
開館時間:10:00〜17:00 ※入場は閉館の30分前まで
休館日:月(ただし1月13日、2月24日は開館)、12月29日〜1月3日、1月14日、2月12日、25日
料金:一般 700円 / 大学・高校生 350円 / 中・小学生 150円
https://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/kikakuten/kikakuitiran/noeaoki_kiritotetsutoyamato.html
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https://www.neol.jp/culture/
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