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マイノリティとマジョリティ、地獄と天国といった二分法的価値観に対し問いかける。磯村暖個展「OFF THE SIDELINE」

NeoL / 2020年8月12日 12時0分

マイノリティとマジョリティ、地獄と天国といった二分法的価値観に対し問いかける。磯村暖個展「OFF THE SIDELINE」



EUKARYOTEでは2020年8月22日(土)から9月13日(日)の会期にて、約1年半ぶりとなる磯村暖の個展「OFF THE SIDELINE」を開催。


世界に跨る社会課題やマイノリティの文化とアートを横断する姿勢が多方面の共感を呼び、フォーブスジャパン「30 UNDER 30 JAPAN 2019」に選出されるなど、磯村は近年目覚ましく活動の幅を広げてきた。
昨年はAsian Cultural Councilのニューヨーク・フェローシップのグランティに選出され、2019年9月より現地に滞在して調査・交流を行った後、今年3月に帰国、本展は同時期に開催される銀座蔦屋書店GINZA ATRIUMでの展覧会と並行し、帰国後初の作品発表の機会となる。


磯村が2016年以降取り組んできた社会に対するアクションとしての表現活動、中でも「地獄の亡者像」シリーズは、タイでリサーチを行い、現地の文化・社会背景の基に作られてきた現代の仏教美術であるセメント彫刻を象徴的に取り入れたものであり、それは各々の価値観のもと振り分けられるマイノリティとマジョリティ、地獄と天国といった二分法的価値観に対し問いかけるコンセプトのもと、ある種のシミュレーション・アートとして制作された。

















本展ではNYでの滞在を経て、西洋美術の文脈とは異なるパラダイムであるアジアの美術史や宗教表現、フォークアートについて思考を深めたことにより、アップデートされた仏教美術からアジアにアイデンティティを持つ独自の美術史へ接続するべく、磯村自身の表現として新たな境地となる彫刻・インスタレーションを展開。
新型ウイルスの感染拡大を発端とした社会状況を受け、ねじれが加速し複雑化していく社会課題に直面する今、磯村はより普遍的な表現としてアジアの文化圏から”醜いもの”や権力者にとって”蔑まれるもの”を成立させることによってリアルな表現と社会運動を近づけ、不可測な世界での立脚点について私たちに喚起する。


「OFF THE SIDELINE」

会期 : 2020年8月22日 (土) - 9月13日 (日)
参加作家:磯村 暖
※新型ウイルス感染予防のためオープニングレセプションは行いません
会場 : EUKARYOTE 1F - 3F (東京都渋谷区神宮前3-41-3)
[東京メトロ銀座線 外苑前駅 出口徒歩10分]
時間 : 12:00 - 19:00
休廊 : 月曜日

http://eukaryote.jp/exhibition/off_the_sideline/


© EUKARYOTE All Rights Reserved.

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https://www.neol.jp/art-2/

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