「風疹大流行」毎週300人増加

NewsCafe / 2013年4月19日 15時0分

国立感染症研究所は『平成25年の1月~4月3日までの全国の風疹の患者数が2903人になり、2月後半からは「毎週300人を超えるペース」で患者が増加している。患者数は昨年同期に比べて25倍となっている。患者数は3月末の段階で「過去5年で最多だった昨年1年間の患者数を上回る」と言う勢いである。春から夏にかけてが流行のピークであり「妊娠すると予防接種が受けられない。妊娠を希望する女性や家族は予防接種を』と呼びかけている。

識者に聞くと『風疹は日本では「3日はしか」として知られている。初期症状(発疹の1?5日前)は微熱、頭痛、倦怠感、鼻水、せき、痛みのないバラ色の口蓋斑点が見られる。その後、顔、耳後部から、赤く癒合性のない点状の紅斑が全身に広がり、多くは 3日~5日程度で消える。発症者の約25~50%に38~39度前後の発熱が3日程度続く。風疹にかかった人は免疫ができて2度とかからないといわれるが、経年により免疫が低下していた場合や、がん治療などで免疫力が落ちた場合などで再発することがある。命に係わる病気ではないが「妊娠初期の女性が感染すると胎児に難聴・心疾患・白内障などの先天風疹症候群と言われる影響」が出る恐れがある。患者の咳やクシャミなどからの飛沫感染が中心だからマスクなどが有効である。

今年の患者の80%が20才代~40才代の男性である。これは平成6年まで予防接種が女子中学生に限定されていたので免疫のない男性が多いことと関係がある。調査では「20才代の男性の10人に一人・30才代~50才代の男性の5人に一人」が免疫を持っていなかった。男性が発病し女性に感染すると言う事である。ワクチンは5000円~8000円程度であるが、ワクチンには弱毒化したウイルスが入っているので「妊娠中の女性」には接種できないし、接種後は2ヶ月は妊娠を避ける必要がある』と言う。

今回の流行の中心は首都圏と言うことである。データーで見ると「予防接種率の低いエリアが流行地」であることがわかる。別の識者は『風疹の流行のピークは「初夏」である。これからの行楽シーズンや転勤シーズンで人の移動が増すと風疹も地方に広がるのではないか』と心配している。現在「風疹の予防接種」は1才時と小学校就学1年前の2回受けることになっている。制度のハザマで1回しか受けていない人もかなりいると見られている。免疫を獲得するには「2回接種」が必要である。心配な人は「母親に聞く・母子手帳を見る…」などの対応が望まれるのである。子供願望のある女性は「対応をしっかり」と言う事である。

[気になる記事から時代のキーワードを読む/ライター 井上信一郎]

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