最後の砦か、依存の温床か…「赤ちゃんポスト」の必要性に賛否

NewsCafe / 2013年6月21日 15時0分

写真

最後の砦か、依存の温床か…「赤ちゃんポスト」の必要性に賛否

先月22日、熊本・慈恵病院は「こうのとりのゆりかご」(赤ちゃんポスト)の2012年度の利用状況を発表。人数こそ2007年5月の運用開始以降2番目に少ない9人だったが、自宅出産後に預けるなど母子の生命に危険が及ぶようなケースも少なくはなかったという。
熊本市の専門部会は、この利用状況に関して「預け入れを前提とした自宅出産は非常に問題。新生児を移動することの危険性と併せて啓発が必要だ」と指摘。これを受けて同病院の蓮田理事長は「ゆりかごがあるからそうしたのではなく、匿名で出産を引き受けてくれる所がないためである」と主張している。
そこでNewsCafeのアリナシコーナーでも「こうのとりのゆりかご(赤ちゃんポスト)は必要だ思う…アリかナシか?」という調査が実施された。結果とともにさまざまな意見をご紹介しよう。

【アリ…73%】
■殺されて捨てられるくらいなら生き延びて欲しい。
■実母でなくとも子は育つ。愛ある人に育てられるのが幸せ。
■ひとつじゃ足りない。本州に数件必要。
■そんなものが要らない世の中になれば良いね…。
■使われない事が望ましいけど。
■殺されるよりマシ、そう、あくまでマシってだけ。
■悲しい事件がなくなるならば必要では。
■産むだけで放置するより手厚く保護される場所へ…。
■我が子を愛せないなら、身も心も殺すなら、捨てる愛情だけでも持って。

【ナシ…27%】
■育てられないなら産まなければいいのに…。
■なんだかんだ言う前に…できて困るなら避妊を徹底しろ!!
■育てられない親の逃げ場。
■これに甘える無責任な女性が増える。
■赤チャンは物ジャナイ! 育児デキナイなら対面式で預けるべき。無責任(怒り)。
■そういう命が誕生してくる事自体がアカン。性教育から見直せよ。
■甘えるな! 産んだら自分の責任。
■希望ですが、委ねる人と会って、手から手に渡って欲しいです。
■赤ちゃんポストが必要なくなる世の中になってほしく、ナシにしました。

結果は【アリ派】が7割超。「利用者がいないのがベストだけど、受け皿としてはあるべき」「遺棄事件が起こるよりはマシ」というコメントが最も多かった。一方の【ナシ派】は、やはり「甘えに繋がるのでは」という声が最多。赤ん坊のためとはいえ、無責任な人間、場当たり的な人間の行動をフォローする結果となることに怒りをおぼえるという声が主体である。
では「赤ちゃんポスト」に預けられ育った子供たちは、いずれ大人になったとき、ポストの存在をどのように感じるのだろうか。寄せられたコメントには、近年頻発する児童虐待事件を危惧し「もっとポストの数を増やすべき」という声もあった。
ちなみに慈恵病院はフリーダイヤルで電話相談に応じており、2012年度は過去最多となる1000件もの相談が寄せられたという。そして相談の結果、これまでに198人が自分で育てる道を選び、167人の子どもが、ゆりかごに預けられることなく里子に出されている。

[文・能井丸鴻]

NewsCafe

トピックスRSS

ランキング