リポーターの「今の気持ちは?」という問いかけ…8割超が"必要なし"

NewsCafe / 2013年10月23日 12時0分

アナウンサー、ナレーター、インタビュアー、リポーター、司会、俳優、声優…いわゆる"喋りの技術"を必要とする仕事は数多いが、なかでも「現場の臨場感を伝える」役目を担う職といえばリポーターだろう。「取材対象に話を聞く」という点ではインタビュアーと似ているが「答えてもらうことを前提として質問しているか否か」という部分に大きな違いがある。記者会見などは別にして、リポーターは時に"何も答えたくない"と思っている相手にも質問を投げかけなければならない。インタビュアーとはまったく違う難しさがある職業だと言っていいだろう。
より分かりやすく、より娯楽性を加味して視聴者に伝える…命題は理解できる。しかしテレビを見ていると、その姿勢が相手の心情や現場の空気とかけ離れていることがある。そこでNewsCafeのアリナシコーナーでも「『今の気持ちは?』と聞くリポーター、どう思う?」という調査が実施されたようだ。結果とともにさまざまな意見をご紹介しよう。

【アリ…15.4%】
■おめでたい事なら。不幸な事なら察して聞くべきではない。
■それがリポーターの仕事だ。
■お疲れ様です…とにかく声かけってヤツですね。
■今の気持ちを口にしてもらう為のインタビューなので当然聞いてほしい。
■お約束みたいなもんで、答えるほうだって適当でしょう。
■話すことで、心の整理がつくのも、また一理。
■答える義務はないから、勝手に言ってたら?
■時と場合によるけどね。

【ナシ…84.6%】
■殺人事件等の被害者家族に聞くのを見ると本当にムカつく!!
■誰でも察しのつく事を聞く必要はないでしょう。
■あと、葬儀にきた人に「どうお声をかけられましたか?」バカか。
■レポーターのレベルって低いなって思う。
■身内が突然、理不尽な死に方をした遺族の気持ちは分かるだろう?
■他の質問はできないのかな?
■空気読めって感じだよ!!
■頭悪い。どいつもこいつもワンパターン。カリスマインタビュアーの出現望む。
■マスコミは真剣に仕事に取り組め!
■喜ばしい事ならアリ。不幸な事ならナシ。

結果は【ナシ派】が8割超と圧倒的。寄せられた声で最も多かったのは「時と場合による」である。慶事の席ならどうとでも聞けばいいが、不幸に見舞われた人に「今の気持ちは?」と尋ねるのは愚問なうえ下品…そう感じる人が大多数、ということだろう。「TPOを考えるべき、マイクとカメラは葵の御紋ではない」など、テレビメディアの傲慢、不遜を指摘する声も相次いでいる。
ではリポーターは、どのように現場の状況を伝えるべきか。文字通り"かける言葉も見つからない"ようなシーンをリポートするのは非常に難しいだろう。【アリ派】からは「だからってそこで『明日は何食べますか?』とか聞いてもねぇ(笑)」という意見もあった。逆に言えば「今の気持ちは?」という質問は"何も聞くべきでないシーン"の決まり文句…逃げとも受け取れる。その言葉に8割の視聴者が不快感を抱いているのが現実…テレビが臨場感を追求する以上、新たな定番台詞を模索するべきだろう。

[文・能井丸鴻]

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