誰もがアクセスできる「闇サイト」は規制できないのか?

NewsCafe / 2013年11月13日 16時0分

東京都大田区の女子中学生(一年生)が誘拐された事件が発生しました。しかし、別の事件で検問をしていた盗難ナンバープレートに署員が気付き、車内を点検したところ、犯行が明るみになりました。報道を知ったとき、3人の接点は薄く、ネットで知り合ったのでは?と思いましたが、案の定、掲示板サイトの書き込みがきっかけだったことがわかりました。

インターネットの呼びかけがきっかけで事件が起きると、報道では「闇サイト」という言葉が使われます。そもそも「闇サイト」という言葉が出て来たのは2005年頃。読売新聞は10月3日付夕刊で、「"闇サイト"には、管理者自身が違法な商売目的などで開設したサイトと、利用者が犯罪行為を呼び掛けたり、利用者同士で犯罪情報を交換し合ったりする掲示板サイトなどがある」と記していました。

今回の事件は、掲示板に呼びかけ人の会社員Aが「一緒に仕事をしませんか?」などと書き込み、無職のBとCが応じたことが始まりでしたが、誘拐計画が最初から明示されていたわけではありません。これまでの報道では、初めて会ったときにAが誘拐計画をもちかけた、とされています。となると、掲示板でも、その後のメールのやりとりでも、犯罪行為を呼びかけも、情報交換もしていません。

2007年の名古屋OL殺人のときも、書き込み主が「ムショ出てから、派遣で生活していますが、実に馬鹿馬鹿しい。組んで何かやりませんか?」と書き込んでいました。しかし具体的な犯罪計画は、出会ってからでした。今回の誘拐事件と同じ構図で、さきほどの読売の記述にはない形です。つまりは、「利用者が出会った結果、犯罪行為を呼びかけ、参加者がその計画に同意し、実行するきかっけになるサイト」と言えばよいかもしれません。

そもそも「闇サイト」と言えば、簡単にはアクセスできないイメージを持ってしまいます。しかし、誰もが簡単にアクセスできます。この手のサイトで最も有名になったのは「闇の職業安定所」です。もともとのサイトは閉鎖されてしまいましたが、同名で検索すればたくさんのサイトが出てきます。また、「闇の職業安定所」も、もともとは仕事探しの掲示板です。ネット上で仕事を探していると、キーワードによってはたどり着くのです。その意味では、身近なサイトであるのかもしれません。

「闇サイト」での求人募集は、典型的なものは、予め仕事が決まっているものが多いです。とはいえ、詐欺まがいの書き込みも多いし、やりとりをしている中で、違法かどうかがわかることが多くなっています。一方、今回の誘拐事件では、予め仕事の内容がわかっているわけでも、書き込み段階で、どのくらいの収入が保障されるのかがまったくわかりません。その意味では、仕事の存在の有無がわかりません。

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