都知事選「すベて雪のせい」なのか?

NewsCafe / 2014年2月12日 17時30分

東京都知事選は、都議会与党の自民・公明が推す舛添要一氏の圧勝に終わりました。「脱原発統一候補」が立てられなかったことで、舛添氏が勝つとしても、「脱原発」派とされた、宇都宮健児氏と細川護煕氏の票を足してどちらが多いのか?といったことが見所の一つでもありました。しかし、2人の票を足しても、舛添氏に勝てませんでした。少なくとも現段階では、「脱原発」というキーワードだけでは、都知事選での勝利はないことを示した結果でした。

選挙戦中、小泉純一郎・元総理の応援演説には多くに人が集まりました。そのため細川支持者の中には、「舛添氏に勝てるかもしれない」と思った人もいたようです。もちろん、演説に人がどれくらい集まるのかは一つの指標になります。しかし、それだけで判断できるものでしょうか。

新党日本代表の田中康夫氏が初めて長野県知事選に出馬したときのことを思い出してみましょう。演説や集会に集まった人数はそれほど意味がないこともわかります。2000年の長野県知事選ではミニ集会ばかりで、多くて20人ほどしか集まりません。しかし結果は当選したのです。舛添氏の演説を撮った写真がTwitterで出回りました。ほとんど聞いている人がいないのです。

ラストサンデーと言われた2月2日の銀座の遊説には、多くの人が集まりました。いわゆる主要4候補がそろってパフォーマンスをしたのです。そのとき、細川支持者の中の声として、「最も人を集めたのは細川さんの演説の時だ。細川さんは勝てる」と言っていた人がいました。

私もその場にはいました。たしかに、細川さんのときに多くの人がいましたし、交通整理をする警察官が最も動いたピーク時間でもあったような印象でした。しかし、細川氏の前に舛添氏が演説をし、応援に安倍晋三総理が駆けつけていました。これらの動員もかなりものですし、舛添氏と細川氏の両方を聞いていた人も多いように見えました。

また、日曜日の昼間の銀座に来ている人はどんな人たちでしょうか。都民とは限りませんし、階層から想像すると、中流以上のイメージです。その階層に、アベノミクスで恩恵を受けた層と合致し、決定的な不満が高まっているようには思えません。その意味では、「話題の都知事選のさなか、安倍総理と小泉元総理の演説が見れる」といったノリで足を止めた人もいるのではないでしょうか。

そんな想像をしていると、「細川さんが人を集めたんだ」と声高に叫ぶ細川支持者を見ると、選挙というのを誤解しているようにも見えます。私の場合、地方選の取材が経験的には多いのですが、選挙対策事務所からすれば、投票箱に名前を書いていれるまでは安心しないものです。いかに「勝ちムード」を作らないかが鍵なのです。気が緩んでしまうからです。

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