福島県知事選挙

NewsCafe / 2014年9月17日 15時0分

井戸川氏は第一原発のある双葉町出身。元双葉町長。中間貯蔵施設の建設を巡って、福島県と双葉郡8町村の会議に欠席。町議会と対立した結果、
町議会は不信任決議を可決。町議会を解散させましたが、自らも辞職しました。13年7月の参議院選挙にみどりの党比例区から立候補。落選しました。
ビックコミックスピリッツの「美味しんぼ」では取材を受け、登場している。鼻血が出るとの描写が話題となった。

五十嵐氏は新潟県三条市出身。妻が福島県いわき市出身。震災後は災害救援活動をしていました。13年9月、いわき市長選に出馬。
落選しています。また、震災後、次女が突然死をしています。震災関連死が増えてほしくないとの思いも強いようで、理念・政策の最初に「命をつなぐ福島」を掲げています。

共産党はまだ態度を明らかにしていません。ただ、政党の支援だけを見れば、内堀氏の圧勝です。
しかし、2000年の長野県知事選挙でも、現職だった知事の後継者とされた副知事(当時)を破ったのが田中康夫氏(現在、新党日本代表)でした。
その意味では、流れを作れれば、政党の支援だけでは決まらないとは言えます。

滋賀県知事選に続き、福島県知事選も、安倍政権への是非も投票行動に影響するとみられていましたが、与野党相乗りによって、
投票率は低下するのではないかと思われます。そうした場合は、組織があるほうが優勢となることが確実ですので、内堀氏が当選可能性が高まります。
一方、そうしたムードを批判的にとらえ、うまく批判票を取り込めるかが鍵になります。福島県の有権者は、広域避難で全国各地にいます。
そうした避難者へ浸透できるかも一つとのポイントとなるでしょう。

ちなみに、福島民報社などの6月調査では、佐藤知事の支持率は38.2%、中間貯蔵施設が建設された際に運搬に「不安がある」は「やや」をあわせて75.3%。
数字を見る限りでは、佐藤知事の後継でもあり相乗り候補の内堀氏が勝つとは断言できません。また、13年12月の世論調査で、
安倍内閣の支持率が不支持率を下回ったのは北海道と沖縄、そして福島県でした。その安倍内閣から中間貯蔵施設を受け入れた佐藤知事が好評価というわけでもなさそうです。

告示まであと3週間です。

[ライター 渋井哲也/生きづらさを抱える若者、ネットコミュニケーション、自殺問題などを取材 有料メルマガ「悩み、もがき。それでも...」(http://magazine.livedoor.com/magazine/21)を配信中]

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