人間関係のコツは「演技力」? それとも「偽らないこと」?

NewsCafe / 2014年11月12日 12時0分

米ワシントン大学の名誉教授、ジョン・ゴットマン博士が提唱する「ゴットマン率」をご存知だろうか。心理学の権威として知られるゴットマン博士は、夫婦関係を含めたパートナーシップ研究、人間関係の研究に造詣が深い。著作や学術論文がカウンセリングの基礎的根拠となることも多々ある。
「ゴットマン率」とは、かいつまめば「"ポジティブな言葉"と"ネガティブな言葉"の数を比率化し、人間関係の破綻を予測する」法則だ。例えば「親と子供の関係」であれば、ポジティブな言葉とネガティブな言葉の比率は3対1。「上司と部下の関係」なら4対1、「夫婦や恋人の関係」であれば5対1、「友人関係」であれば8対1まで許される…といった具合である。
とはいえ、ここまで読んだ多くの人は「その比率じゃ間に合わない場合はどうするのか」と思うだろう。褒めることと小言の割合が、4対1ではとても収まらないような部下がついた場合…あなたならどうするだろうか。
もし「ネガティブを感じさせないように苦言を呈する」としたら、それには"演技力"が必要になる。NewsCafeのアリナシコーナーでは「人間関係のコツは演技力だと思う?」という調査が実施されたらしい。結果とともにさまざまな意見をご紹介しよう。

【アリ…53%】
■人間関係なんてしょせんそんなもの。
■接客とか営業には必要なことだと思う。
■個々に合わせて対応しているから、仕事中はすべて演技。
■演技と言うのか、自分のキャラは設定します。
■女子に役者がうようよいますね。
■本音と建前の使い分けもね。
■シカトやポーカーフェイスも演技に含まれるのならば。
■嬉しい気持ちを表すのが下手だから演技力があればと思う事も。
■分かってるけどできない(泣)。
■愛想笑いも演技だからね。

【ナシ…47%】
■違うと思う。相性や波長が合うかなんだよ、結局は。
■演技じゃなく、言葉ですよ。言い方ひとつでうまくいく。
■演技なんて言うヤツなぞとは関係持ちたかねぇわ。心だろ?
■小賢しい事をしないで直球勝負。
■ずっと演技は疲れる。
■うわぁぁぁ! その思考怖えぇ…。
■素と真心を見せる事。演技は見抜けるし見抜かれるよ。
■誠意だと思うけどなぁ。
■演技に気づいてる人からはまったく信用されないだろうね。
■演技ではない。我慢だ。

結果はわずかに【アリ派】優勢ながら、ほぼ二分という数字になっている。寄せられたコメントもきっぱり割れており、数多いアリナシテーマのなかでも面白い題材だと言えるだろう。【ナシ派】では「演技してる人となんて人間関係を保ちたくない」とまで言う人がいる一方、【アリ派】では「しょせん人生は演技」「接客・営業など業種によっては演技必須」という内容のコメントが多い。なかでも「子供はあるとき嘘泣きを覚える。大人はいつしか嘘笑いを覚える」というコメントは印象的だった。
だが"演技"という言葉も難しい。例えば「腸が煮え返っていても、相手が嫌な思いをしないであろう言葉を選び、笑顔で諭す」…これは"演技"になるのだろうか。その理由が「相手との関係を破綻させたくない」ためであった場合、気遣いと演技の境目はどこなのか。答えの出ない、一生のテーマなのかもしれない。

[文・能井丸鴻]

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