「義理の親の介護」…やる気があるのは約半数

NewsCafe / 2014年11月14日 12時0分

介護労働安定センターの"介護労働実態調査"によると、昨年度の介護職員離職率は16.6%…同年度の全産業平均離職率14.8%に比べ、2%近くも高い。かつては「汚い、キツイ、危険」の"3K職"といえば、建築現場などの肉体労働職を指すことが多かったが、現在では介護業界がその筆頭に挙げられる。厚生労働省の試算では、2025年には介護職員が100万人以上不足すると見られているほどだ。
政府は、介護サービス事業者が受け取る介護報酬に"職員の賃金を増やす原資"を加算し「2015年度から介護報酬を引き上げる」としているが…。前述の試算からすると、月額1万円程度の増額では、焼け石に水という印象だ。
そして"介護人材不足"の影響が直撃するのは、主に"高齢者の身内"である。NewsCafeのアリナシコーナーでは「義理の親の介護、する気はある?」という調査が実施されたようだ。結果とともにさまざまな意見をご紹介しよう。

【アリ…50.3%】
■良くも悪くも、嫌でも…。大切な夫の親、大切な子供達の祖父母。
■縁があって一緒になったのだから。
■お義父さんもお義母さんも良くしてくれるから。
■とても大事にしてもらったから、義理も実も同じ。大切な家族。
■プロの手を借りながらでもやった方が、嫌だろうが後々良いと思う。
■本音は 嫌ですけど…ねッ! 嫁の試練です…。
■どうせ旦那はしないから。
■嫁に行ったなら当たり前!
■同居だったら…、でもひとりで背負い込まないで!
■親の介護は、行政の手も借りつつ、子供全員が平等に負担すべきこと。

【ナシ…49.7%】
■自分の親が優先。
■長男の嫁だけど、自分の親は自分で見ろ!
■優しくされた事がないのに介護しろと言われても…無理です。
■まだ経験はないが、実の親でも大変なのに義理親はもっと大変。
■元気な時は嫁イビリされて倒れたら介護? 死んでも嫌。
■今までされた仕打ちがどうしても忘れられない。
■実子がしない押し付けは嫌。頑張っても相続人じゃない。
■やだやだ。長患いせずに逝ってもらいたい。
■未婚なので問題なし。気兼ねなく自分の親の面倒だけみられます。
■わかっていても…所詮は他人。正直、無理だと思う。

結果は見事に真っ二つ。その差はわずか0.6%と、数あるアリナシテーマのなかでも非常に拮抗した数字となっている。ただ、コメントを見る限り"義理の親か、実の親か"はあまり回答に関係がなく、あくまでも"本人同士の関係性"が理由と答える人が多いようだ。
「介護する時に、今までの総ての仕返しをしてやる」「意地悪されたので無理、それもまた運命。看て欲しいなら嫁大事にする事」「自分の親は危篤でも無視。しかし義両親には恩義がある」など、ひとくちに"身内"とは括れない心情が垣間見えた。
また「介護自体が無理、イヤ」という声や「実親ならOK」の声、「イヤだけど介護する」というコメントのほか、「ひとりで4人も介護する事になったら体がもたない」という現実的な悩みも寄せられている。介護サービス事業者に頼ろうにも受け入れ先はなく、また先立つものもない…そんな家庭の増加が日本社会に迫っていることだけは間違いない。

[文・能井丸鴻]

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