ヘイトスピーチ議論

NewsCafe / 2014年10月22日 15時0分

民族や国籍などを理由に憎悪や差別の感情表現を示す「ヘイトスピーチ」を巡って、20日、大阪市の橋下徹市長と、「在日特権を許さない市民の会」(在特会)の桜井誠会長が面会し、意見交換を行いました。
議論という議論にならず、怒号も飛び交う中で、30分の予定でしたが、10分弱で終わりました。
動画サイトで見ることもできますが、これでは議論というよりも口喧嘩という印象でした。

橋下市長はヘイトスピートを批判し、人権問題に関する審議会に市内で制限するための具体策を諮問しています。
また、在特会に対して「やめてもらえるなら対応してもいい」と述べてきました。これに対して在特会が9月に面会の申し入れし、実現しました。

面会は以下のように冒頭から議論にならない喧嘩腰でした。

桜井代表「いろいろと言いたいこともあるんですけれども、ヘイトスピーチについてお伺いできます?」
橋下市長「僕の意見を聞くんじゃなくて」
桜井代表「あんたが言い出したことだろ!」
橋下市長「『あんた』じゃねぇだろ」
桜井代表「『お前』でいいのか?じゃあ、あのね、まず、あなたがヘイトスピーチうんぬんと言い出したから…」

最初から桜井代表が橋下市長を「あんた」呼ばわりしたことで、橋下市長が議論をする気分が下がったのではないかと思わせました。
結局、橋下市長も「お前なあ」や「うるせえ、お前」と、「お前」という言葉を連呼します。これでは、相手の感情を逆なでするだけです。
この段階で、議論が成立せず、パフォーマンスが注目を浴びることになります。

もちろん、桜井代表がどこまで真面目に議論しようとしていたかも疑問です。橋下市長はもっと冷静に淡々と批判すべきだったのではないでしょうか。
翌21日、橋下市長は「彼らの宣伝に使われず、一方的に主張だけを述べさせないよう、応対の仕方や打ち切り方を考えて行ったつもりだ」
「あのような場で論理的に意見交換して解決するなんてありえない」と述べ、議論をするつもりはなかったことを明かしました。

お互いの主張がぶつかり合い、歩み寄りを見せることができない場合、見ている側としれば、どちらの主張がわかりやすいか、
どちらの言っていることが冷静なものかで考えたりするのではないでしょうか。あるいはどちらが誠実かも判断基準になります。
そうしたことを前提にすれば、桜井代表が「お前」と言ったり、乱暴な言葉遣いをしても、橋下市長は淡々と話をすべきだったのではないでしょうか。

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