PIERROT復活ライヴ完遂!「大切な帰るべき今に帰ります」

dwango.jp news / 2014年10月26日 18時57分

10月25日、解散から実に8年ぶりとなるPIERROTの復活ライヴが、第二夜を迎えた。

「DICTATORS CIRCUS FINAL -BIRTHDAY-」と銘打たれたこの公演の幕開けを飾っていたのは『HEAVEN』。ステージを覆い隠すように並んだLEDスクリーンが、羽根が舞い散るモノクロームの映像を漂わせながらゆっくりと上昇していくと、黒を基調とした装いのメンバーたちの中央には、赤一色に身を包んだキリトの姿が。前夜の白いスーツとは対照的なそのいでたちに、ふたつの夜が趣をまるで異にするものになることを予感した観客も少なくなかったことだろう。

結論を急ぐわけではないが、ふたつの夜は実際、異なったものだった。が、本質的には同じだったともいえる。ただ、とにかく両公演を目撃した誰もが感じたはずなのは、PIERROTは8年間のブランクを挟んだ現在もやはりPIERROTであり、誰もこのバンドの代わりにはなり得ないということだろう。

会場となったさいたまスーパーアリーナには、前夜、1万5,000人のファンが詰めかけたが、この第二夜の動員はそれを遥かに超え、満員の1万8,000人が詰めかけた会場は、スタンド席の頂上に至るまでが人、人、人で埋め尽くされていた。そしてステージ上の5人は、アンコールを含めて全25曲という、前夜と同じ曲数(とはいえ、第一夜には披露されなかった楽曲が15曲も含まれていたが)を演奏することになっていた。が、キリト自身が二度と歌う機会が訪れることはないものと思っていたという『CHILD』をもってすべてのプログラムが終了し、個々のメンバーが客席に別れを告げた直後に事件は起こった。彼らがステージから立ち去ろうとするのを喰い止めようとするかのように、突如、再度のアンコールを求める拍手と歓声が巻き起こったのだ。

完全に想定外の事態に、ステージ中央で輪になって話し合うメンバーたち。そしてキリトは「こういうのは久しぶりなんで、ガチで戸惑ったんですけど」と笑みを見せ、「求めるからには中途半端な暴れ方では許さない。狂って暴れて終わりましょう!」と言い放ち、次の瞬間『蜘蛛の意図』が炸裂した。開演からそれまでの時間経過のなかで、この夜のライヴは幾度もクライマックスを迎えていたが、残されたエネルギーを惜しみなく使い切ろうとするバンドとオーディエンスの双方が完全に一体になったその場面こそが、この夜の本当の意味での絶頂だったといえる。

  • 前のページ
    • 1
    • 2
  • 次のページ
dwango.jp news

トピックスRSS

ランキング