東京女子流「アーティスト宣言」の歴史的一夜

dwango.jp news / 2014年12月21日 12時11分

東京女子流が毎年恒例となった年末のビッグライブを、今年は渋谷公会堂にて昼夜2部に渡ってライブを繰り広げた。

昼公演はタイトルを「CONCERT*05 ~カワイイ満載見納めPARTY~」と題し、2時間に渡り4年間培ってきた'カワイイ'を余すことなく披露した。一方夜公演は「CONCERT*06 ~STEP UP TO THE NEXT STAGE~」と、彼女たちが向かう「次」を示唆するようなタイトル。まさしくその通り、彼女たちが目指す「NEXT STAGE」を見せつけた。

スタートから不穏な音が鳴り響き、ステージを鮮血のような赤い照明が照らす。徐々に暗くなる場内、すると5つの棺桶が設置される。中から漆黒の衣装を身にまとった5人が現れ『十字架』が始まる。ダークな世界を見事に表現していく5人、中でも小西彩乃の艶やかな低音が素晴らしい。

続くは『ディスコード』『LIFE SIZE』と攻撃的な楽曲で早くもたたみかけてくる。中江友梨、山邊未夢は高低を駆使したボーカルで魅せ、新井ひとみと庄司芽生はダンスや表情で言葉や音に色を付けていく。曲終わりのMCは庄司曰く「いつもこんな感じ」の緩い内容。しかし、小西、山邊、中江が「気合い入れすぎちゃった」と衣装の直しのために袖に戻る場面も。この日にかける想いの表れだろう。

MC明けに披露となった『Limited addiction』は発売から約3年たちフェイクなどを多用し、今の彼女たちの気持ちを込めたアップデート感を演出した。4曲連続で披露した後、山邊の「ここからは歌で聴かせます」の一言の後『Say long goodbye』が始まる。Cメロのハーモニーと、大サビでのコーラスワークは、今の持てる技術の全てを注いだかのように美しく、繊細であった。久々の披露となった1stアルバム収録のバラード『サヨナラ、ありがとう。』、どことなくか細かった声も、時を経て力強く深化した。こうした形で成長を伺えるのも、彼女たちが日々目指すダンス&ボーカルユニットとしてしっかりと形成されつつあることの証しと言える。

寸劇を交えた映像の後、純白の衣装にチェンジし『恋愛エチュード』。緊張感漂うセットリストの中、ここだけ清涼感漂う瞬間となった。5人も先ほどまでのキリッとした表情から一転し、笑顔が溢れた。ライブ、最大のクライマックスとなったのは「HARDBOILED NIGHT」で生まれた楽曲披露の瞬間だ。『pale blue nocturne』では挑発的な表情がニヒルな歌詞にピタリ合わさる。『existence』では、山邊の煽りに端を発し、夜の部初のコールがフロアから飛び交う。『GAME』もエモーショナルさと熱気を運んだ。この夜の部を通じて1番の盛り上がりを呼んだ瞬間が、今年新たに女子流が得た'カッコよさ'の象徴となる楽曲だったのは特筆すべきだ。

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