1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 国際
  4. 国際総合

田中将大投手「超大型契約」に込められた期待感とは? - 冷泉彰彦 プリンストン発 日本/アメリカ 新時代

ニューズウィーク日本版 / 2014年1月23日 13時24分

(6)メジャーのマウンドは、一球一球が真剣勝負であり、その勝負に集中する姿勢や、敵の打者を研究し尽くす姿勢などでは、ヤンキースには黒田博樹という大先輩がいます。日本人同士ということで、お互いに難しさはあるかもしれませんが、是非いいコンビを組んで欲しいし、黒田投手から学ぶべきものは学んで欲しいと思います。

(7)今季のヤンキースは、Aロッドの薬物使用に関する処分事件を引きずり、また主将のジーター選手が選手生命の「最後」を賭けるという事情など色々な問題があります。また、エルズベリー選手や、ベルトラン選手など優秀な攻撃陣を他のチームから招いたのはいいのですが、この2人はどちらかと言えば「寡黙」で「クール」なタイプです。チームが沈滞した場合に、自分から周囲を引きずり回して活性化するようなタイプではないのです。その点で、ブレーブスから移籍してきた正捕手のブライアン・マキャン選手は「ある熱いもの」を秘めているように思います。彼とバッテリーとしていいコンビを組んで、「寡黙な紳士集団」だけではない「新しいチームのケミストリ」を作っていって欲しいと思います。

 いずれにしても、4月の開幕が、いや2月末の「スプリングトレーニング戦(オープン戦)」が大変に楽しみです。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください