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ナチス利用で反日をたくらむ中国にドイツは迷惑顔

ニューズウィーク日本版 / 2014年3月11日 15時16分

 先日はシュタインマイヤー外相がフランスやポーランドの外相と共に、混乱するウクライナ情勢の収束のために仲介役を買って出た。また内戦状態に陥った中央アフリカ共和国の治安回復のために派兵も検討するなど、ドイツは必要以上に臆することなく国際社会の前線で役割を果たそうとしている。

 さらに、先週イスラエルを訪問したメルケル首相は、ヨルダン川西岸のユダヤ人入植について「大きな懸念」を表明し、ユダヤ人の耳に痛いことも言う厳しい姿勢を示した。ドイツ訪問で過去を語りたい習にとっては幸先のよくない話だ。

「メルケルはこれまで中国の人権問題を堂々と指摘してきた。中国政府の抗議を押し切ってダライ・ラマ14世との会談も行った」と、デービスは言う。「中国がナチスの帝国主義や人種差別政策について議論したいというのなら、メルケルは自国の過去から得た教訓を中国に説いてやることができるだろう」

[2014.3.11号掲載]
ジェーソン・オーバードーフ


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