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文科省が打ち出した「文系大学はもういらない」の衝撃 - 池田信夫 エコノMIX異論正論

ニューズウィーク日本版 / 2015年6月25日 19時50分

 高校進学率が50%を超えたのは、1955年である。大学進学率はその50年後に50%を超え、今や質量ともに高校と変わらない。大部分の大学はアカデミズムへのこだわりを捨て、年齢にかかわらず実務的な知識を教える再教育機関として生まれ変わるべきだ。今後は四年制大学を短大(カレッジ)に改組することも必要だろう。

 むしろ公的な教育投資を増やすべきなのは、学齢期前の幼児教育である。まだ脳の回路が固まる前に学習意欲を刺激することは、大学教育より効果的だ。これについてはOECD(経済協力開発機構)が「就学年齢を5歳に引き下げるべきだ」という提言をしており、イギリスなどで実施されている。

 しかし幼児教育は「遊び」とみられて軽視され、幼稚園と保育所の一本化さえできない。安倍政権が長期的な「成長戦略」に投資するとすれば、リターンがもっとも高いのは、文系大学への補助金を切って保育バウチャーで幼児教育に投資することだろう。

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