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24時間を最大限に使って「スーパー・アチーバー」の仲間入りをするには

ニューズウィーク日本版 / 2015年9月8日 18時7分

──「誰にとっても、1日に与えられた時間はビヨンセと同じ」

 フルタイムで働き、ボランティア活動に従事し、人気ブログを運営しながらも、スーパーに買い物に行ってインスタグラムにぴったりのオーガニックな料理をつくり、デートに出かけ、愛犬を散歩に連れていき、挙げ句の果てにはハーフマラソンのトレーニングまでしている。誰のまわりにも、そんな人はいるものだ。

 このような「スーパー・アチーバー(一度にたくさんのことを達成できる人)」も、1日に与えられた時間は普通の人と同じだ。それなのに、私たちよりはるかに多くのことを成し遂げる。これはどういうことだろう? 秘訣を探る。

全力を注ぐ

 あなたは今、何に取り組んでいるだろうか? 何であれ、没頭しよう。全力を注ぐのだ。

 オリンピックのハードル競技を思い浮かべてほしい。選手は、超人的な敏捷さで障害物を飛び越えていく。そのとき選手は、目の前の「仕事」に100%の注意を注いでいる。全力を注ぐことが素晴らしい結果につながるのだ。

 自分の意識が現実を離れて漂流していると自覚したときは、「戻ってきたぞ!」と声に出して言ってみるのも効果的だ。

マルチタスクを避ける

 メールの受信トレイ、インスタグラム、フェイスブック、ネコ動画、バーゲンセール......あなたのデスクトップでは、そんなタブが開きっぱなしになっていないだろうか? 仕事が大詰めでも、こうしたタブはあなたの注意力を奪ってしまう。

 今は一度に複数の作業を行う「マルチタスク」が当たり前になっている。しかし、人間の頭脳はマルチタスクをこなせるようには設計されていない。それどころか、まったく不向きということを示す研究結果もある。複数の作業をいっぺんにこなそうとすると、集中力が失われ、間違いも増え、結局、余計に時間がかかってしまう。

 意識を100%集中させるには、気をそらすものをすべて遮断しよう。たとえそのために、携帯電話を引き出しに放り込んで鍵をかけることになったとしても。

同僚の「割り込み」を断固阻止する

 あなたはあるプロジェクトに取り組んでいる。意識を完全に集中させ、猛スピードで仕事を進めている。

 そのときだ。同僚が足を止めてこう言う。「きみの意見が欲しいんだけど......」。差し出された報告書にざっと目を通してコメントする。60秒もかからず、大したことではないと思うだろう。

 ところが残念ながら、この小さな「割り込み」が集中力を大きく減退させる。一旦断たれた集中力を取り戻すには、平均で23分かかるとされている。

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