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【図解】あの人はお金持ちなのに、なぜ貧乏そうなのか?

ニューズウィーク日本版 / 2015年9月21日 9時30分

 そうなると望むと望まざるとにかかわらず、質素な生活をしないと赤字になってしまう。スーパーの安売りに並ぶはめになるわけだ。

お金を貯めること自体が、目的になっている

 お金を貯めることが自己目的化しているお金持ちも、その原因の多くは不動産絡みだ。

 埼玉県に住むR子さんは、現在75歳。旦那さんはすでに亡くなっていて、現在は一人暮らし。R子さんの家は、旦那さんが親から相続した土地に30年前に建てた。他に相続した小さな土地を売って資金を得たため、ローンを組むことなく土地と家を手に入れることができた。



 夫婦は両方とも公務員(教師)だったため給料も安定しており、退職金も2人分。年金も厚生年金や国民年金と比べると手厚い。しかも2人の子供たちは小学校から公立で、大学は国立大学に通ったので、学費も比較的かからなかった。つまり、2人分の稼ぎのほとんどが可処分所得だったのである。

 だが、R子さん夫婦は老後が心配と、外食や海外旅行もせず、一生懸命貯金に励んでいた。このため、家を含めるとR子さんの資産は優に1億を超えることとなった。

 R子さんは、多くの人がイメージする資産家とはほど遠い生活をしている。だが、まぎれもなく億単位の資産を持つ富裕層なのだ。

手厚い年金で、老後に土地を手放す必要がない

 土地の所有者は高齢者に偏っている。高齢者は手厚い年金で生活が保障されており、土地を手放す必要がない。

 首都圏の郊外でちょっとした土地を親から引き継いだ人であれば、見かけ上の資産が8000万円に達するケースは少なくない。本来そのような人は引退後は土地を売却し、貯金を取り崩しながら生活をするものだ。しかし今の日本の高齢者には、その必要がない。こういった人たちの生活は庶民そのものだが、統計上は富裕層にカウントされるわけである。

※第3回:【図解】土地を持っているお金持ちと、お金を持っているお金持ち はこちら

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