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会議を減らすだけでは生産性が上がらない理由

ニューズウィーク日本版 / 2015年10月30日 16時5分

 逆に会議を上手に進められるようになれば、デスクワークの時間を増やすことができます。しかしそのとき、会議の進め方ばかりに目が向き、デスクワークの進め方に注意を払わないと、せっかく空いた時間も有効活用できません。それでは、生産性向上につながりません。

 前述したように、会議は「他人と共同でやる仕事」です。また、デスクワークは「自分ひとりでやる仕事」です。したがって、次のように言い換えることもできます。

「他人と共同でやる仕事」が多すぎると、「自分ひとりでやる仕事」が処理できなくなります。そんなときは、「他人と共同でやる仕事」を減らす努力だけでなく、「自分ひとりでやる仕事」を上手にこなす工夫も必要です。

 スマートマネジメントでは物事を両極でとらえ、問題解決にあたっては、問題の生じている対極からのアプローチをお勧めしています。

「会議ばっかで仕事にならない」ときは、会議対策を練る前に、会議の対極にあるデスクワークに着目し、そのデスクワークが処理しやすい環境や運営方法を考えるのです。

※抜粋第4回:「時間がない!」を解消する「自分アポ」の技術 はこちら




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