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アメリカの科学者、ゾンビ襲来を警告

ニューズウィーク日本版 / 2015年12月18日 18時9分

全米の大学にはソンビ学講座も

 アメリカの政府機関、疾病予防管理センター(CDC)も、同様の危機感から数年前に「ゾンビ対策キャンペーン」を開始し、コミックのハンドブックまで制作した。この中では、「ゾンビ襲来」時には外出は控えること、十分な食糧と水を確保することなどを呼び掛けている。またCDCが感染予防のワクチン研究を進めること、各地の医療施設が簡単な血液検査を実施すること、といった安心情報も提供している。

 ハンドブックでは最後に、「すべての非常事態に備えるキット」の作り方も解説している。

 実は全米の多くの大学(ボルティモア大学、サンディエゴ州立大学、ハーバード大学など)では、ゾンビ関連の授業を開講している。

 今回記事を執筆したスミスは、通常は抗生物質への耐性がある黄色ブドウ球菌を研究している。一般的にはまだ対策が始まったばかりだが、スミスは「毎日、使える抗生物質が減っている」と、この問題の重要性について語っている。

 確かにゾンビ襲来より、耐性菌の方がはるかに恐ろしい問題だ。


ジェシカ・ファーガー


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