【再録】マイケル・ジョーダンの思春期、ビジネス、音楽趣味......
ニューズウィーク日本版 / 2016年3月25日 18時38分
■今シーズンのブルズについて
手ごわい相手は思い浮かばない。まだ何度か優勝する力はあるし、そうしてみせる。
■ニュージャージー・ネッツの選手ジェイソン・ウィリアムズが、ジョーダンの「ナイスガイ」イメージはまやかしであり、本当は「敵意むきだし」でプレーすると語ったことについて
(ばかばかしいと言いたげに笑って)確かに負けず嫌いだが、「敵意むきだし」ということは絶対にない。本当に怒るようなことがあれば「敵意」ももつだろうが、今までそうなったためしがない。
きっと南部でのんびり育ったからだと思う。祖父母によく言われたものだ。「行動する前に考えろ。自制心を忘れるな」と。いつも肝に銘じている。
■思春期の不安について
昔、料理の授業を取ったことがあった。女の子にもてなかったこともあって、一生独身かもしれないと思ったから。子供って、ばかなことで悩むだろ? 私はひょろっとしてて、のっぽで、えらく目立った。子供時代は、それも悩みのタネになる。もう今は料理はしないけど(笑)。
■マスコミとの関係、約1カ月前(97年8月31日)のダイアナ元英皇太子妃の死について
マスコミにはしつこく追いかけられているが、ひどいというほどじゃない。一つには、私がそれほど人を遠ざけなくなったからだろう。街をぶらついたりもするし、なるべく人と一緒にいるようにしている。ダイアナ妃もそうしたんだろうが、彼女は王室の人間で、私はそうじゃない。
■公の顔と素顔の違いについて
大して違わない。でも、自分の胸に納めておかなくてはならないから、君ら(メディア)には話さないこともある。今ほど注目を浴びなくなれば、もう少し素顔を出せるようになるだろう。
■音楽の趣味について
ラップを悪いとは思わないが、自分では聴かない。リラックスして考えごとができるような、穏やかで落ち着いた音楽、たとえばエリカ・バドゥやジャズシンガーのラシェル・フェレルが好きだ。
■NBAの若手選手の態度に、ベテランから不満の声が上がっていることについて
昨シーズンにさんざん言われたので、いくらかよくなると思う。願わくば今シーズンは、みんな今日のバスケットの繁栄をもたらした先輩に注意を払ってほしい。
■96年のデビューからすぐに活躍しはじめたが、暴行などの問題も起こしてきた新人のアレン・アイバーソンについて
アレンとは育った環境が違うので、判断はむずかしい。判断するつもりもない。
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