金正恩氏が党委員長に――中国、ほとんど無視
ニューズウィーク日本版 / 2016年5月10日 16時0分
追記:なお、その後(10日朝9時)の情報で、習近平総書記が中国の慣例にならい金正恩党委員長に「党」として祝電を送っていることが分かった。それは昨日(5月9日)のコラムに書いたように朝鮮労働党大会開催に当たり、慣例通り祝電を送ったのと同じだ。それはこれまでの慣例に従っているだけで、現在における「扱い」がこれまでと全く異なることをご紹介したのである。中朝同盟がある中、もしこの祝電さえ送らなかったとしたら、それは国交断絶に等しいくらいの状況となる。中朝関係のややこしさの表れの一つだ。
[執筆者]
遠藤 誉
1941年中国生まれ。中国革命戦を経験し1953年に日本帰国。東京福祉大学国際交流センター長、筑波大学名誉教授、理学博士。中国社会科学院社会科学研究所客員研究員・教授などを歴任。『チャイナ・セブン <紅い皇帝>習近平』『チャイナ・ナイン 中国を動かす9人の男たち』『ネット大国中国 言論をめぐる攻防』など著書多数。近著に『毛沢東 日本軍と共謀した男』(新潮新書)
※当記事はYahoo!ニュース 個人からの転載です。
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遠藤誉(東京福祉大学国際交流センター長)
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