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「国民投票は後悔しない」──去りゆくキャメロンに満場の拍手

ニューズウィーク日本版 / 2016年7月14日 16時40分



 最後の反撃も試みた。キャメロンの保守党は国民投票後すぐに党首選を行ったが、労働党はコービンが辞任を拒み、「いまだに内輪もめが続いている」と指摘。「労働党が政権を取ったら、誰をどのポストに置くか、決まるまで1年かかるだろう」と皮肉った。また保守党はマーガレット・サッチャーに続き今回で2人目の女性首相を出すことになる、労働党はまだゼロだ、とも皮肉った。

 手厳しかったのは、スコットランド民族党のアンガス・ロバートソン・ウエストミンスター議員団代表。「(キャメロンが)われわれをEU離脱の崖っぷちに導いた首相として歴史に刻まれることは間違いない。だからスコットランドの議員団は去りゆく首相に拍手を送らない」

【参考記事】スコットランド、EU残留のため英から独立へ=首相示唆

 だが、キャメロンは最後までEU離脱を招いた責任を認めようとしなかった。「国家のあり方に関わる非常に大きな問題を決定する際には、議会だけに頼らないという考えは正しいと思う」


ジョシュ・ロウ


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