1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 国際
  4. 国際総合

孫正義社長もこだわる「IoT(モノのインターネット)」で何ができる?

ニューズウィーク日本版 / 2016年7月25日 19時9分

 シカゴ市内にはまず、ネットワークに接続されたノード42個が設置される予定で、場所も公表されている。設置が始まるのは2016年夏だ。2018年までには、合計500個のノードがシカゴに設置されることになっている。

 最近では、必要なライブデータは巷にあふれている。ビットコインの全取引に関する詳細情報を提供するブロックチェーンもそのひとつだ。また、ローカルコミュニティのプラットフォーム「Meetup」には「RSVPティッカー」があり、同プラットフォーム利用者の誰がいつ飲みに行き、日本語を勉強し、禅の瞑想会に参加するのかが手に取るようにわかる。

 各国政府にとっての課題は、データを整理することと、その処理に関して共通の基準を設けることだ。アメリカ大統領科学技術諮問委員会は現在、この点について検討を行っている。

未来を予測する

 サーバーログとウェブページの文字コンテンツについては、以前からマイニングされ、ウェブのカスタマイズ化向上を促進し、ユーザーが今後求めるコンテンツを予測するのに役立ってきた。つまり、「人々が検索したもの」から、「人々が将来とる行動」を予測できるわけだ。

 いっぽう、IoTで結びついたハードウエアは、整理されて一貫性のあるリアルタイムのデータフィードを生み出すよう設定できる。そしてこうしたデータは、事象の単なる相互関係や同時発生という範囲にとどまらず、「未来を予測する」ために利用できるものだ。



Timothy McCallum, Senior Analyst, University of Southern Queensland

This article was originally published on The Conversation. Read the original article.


ティモシー・マッカラム(豪サザンクイーンズランド大学上級アナリスト)


この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください