NSAの天才ハッカー集団がハッキング被害、官製ハッキングツールが流出
ニューズウィーク日本版 / 2016年8月22日 19時15分
このハッキング事件はまた、暗号化されたソフトやサービスにも裏口を作って、いざというときFBIやCIAのような「正義の味方」が犯罪者やテロリストの通信履歴を調べられるようにするべきだ、という政府の言い分も怪しいものだと思わせる。
もしNSAでさえ自らのハッキングツールを守れないなら、専門家でないFBIやCIAが「裏口」をハッカーたちから守れるだろうか。ハッカーたちにばれてしまえば、彼らはその裏口から数百万という他のユーザーのアカウントに侵入するだろう。イクエージョングループのハッキングは、それを雄弁に物語っている。一度裏口を作ったら、そこを通るのは善人だけだとは決して保証できないのだ。
This article originally appeared on the Cato Institute site.
Julian Sanchez is a senior fellow at the Cato Institute.
ジュリアン・サンチェス(米ケイトー研究所上級研究員)
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