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直前予想!新型アップルウォッチはこう進化する

ニューズウィーク日本版 / 2016年9月7日 18時37分

 GPS機能がないアップルウォッチが、ウエアラブル業界で先行する米フィットビットのフィットネス用高機能腕時計「フィットビット・サージ」などに対抗するのは不可能だ。

【参考記事】必要ないけど欲しくなるアップルウオッチ

 だが米ブルームバーグは8月に公表した報告書のなかで、アップルウォッチ2にGPSが搭載される可能性を示した。GPSが人工衛星からの電波を直接受信すれば、ランニングやウォーキングの距離をより正確に測定できるようになり、健康管理や運動の記録を管理するアプリの情報も改善されるという。



画面の薄型化、バッテリーも大容量化

 最新技術を詰め込んだスマートウォッチは、現行のアップルウォッチを含め、どのメーカーの製品もとにかく分厚い。だが次世代のアップルウォッチは薄型化を実現したようだ。

 アップル製品の修理部品を販売するイギリスのByteは9月1日、アップルウォッチ2で新しく使われた部品の一部を動画で公開した。映像から、画面が薄型化され、バッテリー容量も向上した様子が分かる。

 バッテリー性能は1.28Wh(ワットアワー)、334mAhミリアンペアアワーと表示されていた。これは現行モデルより36%も容量が大きい計算になる。ただし、だからといってスマートウォッチ2の稼働時間も36%長くなるかどうかは不明だ。むしろGPSやバロメーターといった新機能の搭載で、電力消費自体は上がる可能性がある。

価格と発売日

 アップルウォッチの価格帯はとてつもなく幅広い。現行モデルの発売当初の価格は、スポーツ版の349ドルから、豪華な装飾を施した高級版の1万7000ドルまであった。2015年の販売開始以来、低価格のモデルが299ドルまで値下がりしていることからも、アップルウォッチ2は前モデルより安い価格帯に落ち着く可能性が濃厚だ。

 アップルは9月7日(日本時間の8日未明)にイベントを開催する予定で、その場でiPhone7とアップルウォッチ2がお披露目されると期待されている。

 イベントの会場は、米カリフォルニア州サンフランシスコのビル・グラハム・シビック・オーディトリウムだ。2015年と同様、今回も発表後すぐに購入とはいかなさそうだ。アップルの情報をリークするので有名なイバン・ブラスは、販売開始日は9月16日になるという見方を示している。


アンソニー・カスバートソン


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