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子供の学校の集まりにのめり込むのは経済的にムダ

ニューズウィーク日本版 / 2016年9月15日 19時23分

 これは、子供に投資することで、将来子供に稼いでもらって、自分がそこから利益を得ようという意味ではありません。親の投資によって、将来得られる利益は、すべて子供自身が受け取ることになります。つまり、子供の利益を最大化できるのかが、子供への投資における評価ポイントというわけです。

 投資効果を高めるためには、二つの方法があります。ひとつは投資金額を抑えること。もうひとつは投資から得られる利益を最大化することです。

【参考記事】女性の半数が「夫は外、妻は家庭」と思っているのに、一億総活躍をどう実現するのか

 投資の中には、親がどのくらい子供のために時間を割いたのかという部分も含まれることになります。投資効果を高めるためには、親が学校の集まりのために割く時間については、ほどほどにしておいた方がよいという結論になるでしょう。

 一方、将来子供のためになるのだから、親も全力で取り組むべきだという人もいるでしょう。これは、投資から得られる利益を最大化する行為ということになります。投資金額を増やしても、得られるものが多ければ、確かに収支はプラスになります。

 もっとも重要なのは、親ではなく、子供のためになっているのかという視点です。

※第3回:嫁ブロックを突破できない人は起業家の才能ゼロ


ニューズウィーク日本版ウェブ編集部


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