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ウーバーはどのように人工知能テクノロジーを活用しているのか

ニューズウィーク日本版 / 2016年9月27日 11時45分



ウーバーはタクシー会社ではなく、テクノロジーカンパニー

 ウーバーは、一見すると高度なテクノロジーとは無縁のように思えますが、実態はIT企業です。もちろん、美しいアプリや、Webサイトを提供していますが、ビッグデータ解析や人工知能の活用の部分に注目すべきです。つまり、ユーザーからは直接見えない部分で、テクノロジーが活用されており、サービスの品質を向上させています。ウーバーは、他にも以下のようなテクノロジー活用を行っています。

・需給バランスに応じて価格がリアルタイムで変わるシステム
・街中のUberの運行状況のリアルタイムのビジュアライズ化
・不正利用の検出

全ての企業はIT企業に

 以前の記事、"デジタルワールド」となる未来に向かって「破壊的イノベーション」を"の中でご紹介したように、今後は全ての企業がIT企業になり、テクノロジーをどう活用するかが、企業の運命を左右するようになります。 自分たちをIT企業と捉え、テクノロジーを活用してユーザー体験を向上させることができるかどうかが、大きな分かれ目になるでしょう。「自分たちのビジネスはテクノロジーとは無縁、難しいことはよく分からない」と考えて、時代遅れになるか、いち早く転換できるかが、大きな分かれ道になります。

参考記事
・How Uber Engineers an Efficient Route | Uber Engineering Blog
・How Uber Uses Spark and Hadoop to Optimize Customer Experience

※当記事は「Nissho Electronics USA」からの転載記事です。

Team Nelco (Nissho Electronics USA)


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