米テレビ討論、クリントン「二重の負担」で不利
ニューズウィーク日本版 / 2016年9月26日 16時33分
【参考記事】討論会の勝敗を左右するメモの活用法
「ディス・ウィーク」に出演したトランプの選挙対策責任者ケリーアン・コンウェイは、クリントンの人柄についての疑問に焦点を当てた。トランプの嘘をつく傾向について聞かれると、彼女は質問を無視してこう答えたのだ。「ヒラリー・クリントンは良い候補者なのか本当に心配だ。アメリカ人の多くは彼女が嫌いだし、信用もしていない」
クリントンのほうがはるかに誠実な候補者だ、という調査結果について聞かれても、コンウェイは再びトランプについての発言を拒んだ。「クリントンのような候補者が相手だと、正直かどうかは常に問題にならざるをえない。私用メール疑惑に関わった5人は免責になるし、銃を持つ権利はお気に召さないようだけど、人権のほうはどうでもいいみたい。彼女の真実がいかにいい加減なものかは、アメリカ中が知っている。明日のディベートでその本性が見られると思う」
ムークは、クリントンにとっての勝利をこう定義する。「彼女が国民生活にもたらす大きな変化、雇用創出や医療費や学費の抑制などについて有権者に直接語りかけられることだ」
一方、コンウェイはトランプの勝利についてこう語る。「聞かれた質問に答え、すぐにでも大統領と最高司令官になる用意があるということを見せることだ」
ニコラス・ロフレド
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