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日本の公務員は先進国で最も少なく、収入レベルは突出して高い

ニューズウィーク日本版 / 2016年10月5日 15時0分



 ドットの配置は右下がりで、公務員が少ない社会ほどその優位度が高い傾向にある。

 左上にあるのは公務員の収入レベルが高い国で、日本はこのタイプだ。右下の旧共産圏の国々はその逆で、公務員は多いが収入は民間より低くなっている。

【参考記事】2050年の「超高齢化」日本に必要な意識改革

 日本は公務員が少ない社会だ。現在、これをさらに減らそうという動きが出ているが、それは果たして超高齢化社会に適した方針なのだろうか。生活保護の現場では、ケースワーカーの数が足りず、悲鳴が上がっていると言われている。

 <図1>の左上にさらに上げるのではなく、その反対の方向(右下)にシフトさせることが望まれる。それによって、官民間の格差から生じる軋轢を避け、福祉をはじめとした諸々の社会制度を充実させることにもつながるのではないだろうか。

<資料:『第6回世界価値観調査』(2010~14年)>

≪筆者の記事一覧はこちら≫

舞田敏彦(教育社会学者)


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