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5割の社員がオフィスにこない、働き方満足度No.1企業

ニューズウィーク日本版 / 2016年11月18日 17時12分

(左)テラスの本社が入居する「テラスガーデン」。手前にせり出しているキャンチレバー部分でテラス社員が働く。後方右側は建設中のレジデンス。(右)キャンチレバーの先端部分にある「フローティング・ミーティングルーム」。会議室が宙に浮かんでいるような構造になっており、来訪者を驚かせる。

個人のワーキングスペース。デスク数を社員数より少なくしているため、出社するときは予約を行う。

主に大規模なテレフォン・カンファレンスを目的にした会議室。カナダ各地のオフィスとはここでつながる。

各フロアにはカフェテリア、キッチンが備えられており、ランチ時に簡単な料理をするメンバーも多いという。

低いほうのビルにもルーフトップガーデン。もちろんミーティングエリアとしても活用できる。チームメンバーが野菜を栽培して販売、売り上げをチャリティーに寄付しているという。



(左)ビル1Fのカフェ。屋根にはクジラの背骨を思わせるオブジェが。(右)社員の健康を意識し、デスクワークをしながら運動ができるウォーキングデスクも設置される。

エントランス。木材がふんだんに用いられ、温かい雰囲気。

レセプションフロアにあるイノベーションセンター。テラス社の新テクノロジーが展示され、ゲストとのコラボレーションも期待されている。

イノベーションセンター内にある「未来の介護」をディスカッションするスペース。各種社会課題の解決について外部の人間と意見交換する。スタートアップや学生がやってきてテラスと一緒にプロジェクトに取り組むことも。

【参考記事】生活ありきの仕事環境がクリエイティブ・カルチャーを生む

「『ワークスタイル』は誰にでも、どのチームにも合うわけではない。さまざまな利害がからむ中で、移行の仕方についてバランスをとることが重要でした」(ゲーツ氏)。新オフィスには出社した人が刺激を受けられる工夫が詰まっている。

テクノロジーを駆使しながら、時代にあった働き方を促進していく

「イノベーションセンター」はテラス外部からの来訪者にも開かれたスペース。テラスの新しい製品やテクノロジーを公開するほか「社会をよりよくするには」等広く意見交換を行う。

 この日はアルツハイマー病の患者が抱える問題をテクノロジーで解決する方法が議論されていた。流木を素材にしたクジラの骨格標本など、イマジネーションを刺激するアート作品も多く展示。ルーフトップガーデンではワーカーが野菜を栽培し、それを販売したお金をチャリティーに寄付しているという。各フロアには共同キッチンを設置。ワーカーが食材を持ち寄り、調理するところから食事を共にする。

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