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【動画】マライアを裸にするドキュメンタリー『マライアズ・ワールド』

ニューズウィーク日本版 / 2016年11月30日 17時5分

 ここでは、初回放映分のなかから、とびきりクレイジーな場面を5つだけ紹介しよう。

ランジェリー姿でインタビューを受けるのはあたりまえ?



 きらびやかな女王にすれば、ありふれたリアリティショーに登場する自分語りの場面は、あまりにも古くさすぎる。ランジェリーと見事なダイヤモンドを身につけた姿で、超豪華な家具に横たわりながらカメラに向けて語りかけるのが、マライアのやり方だ。

【参考記事】マライア・キャリーはヌードで眠る



 これはリアリティショーに革命をもたらすかもしれない。そんな予感がする。

マライアのツアーで涙は禁止

 マライアがヨーロッパをめぐる「スイート・スイート・ファンタジー・ツアー」に乗り出そうと計画していたとき、非情な新マネージャー、ステラ・ブロチニコフは、新しいアシスタントとしてモリーを雇った。ブロチニコフのもとで働く人たちには、いくつかの基本ルールがある。「私の下で働く最初の1年間は、デートは禁止」とブロチニコフは言う。モリーのボーイフレンドにとっては悪いニュースだ。2つ目のルールは、「私のオフィスで泣くのは禁止」。モリーが両方のルールを破るまでに、そう時間はかからなかった。

マライアの睡眠習慣

 マライアにはいくつかの変わった睡眠習慣がある。たとえば、眠るときには必ず、アップルTVをつけっ放しにする。テレビや映画のBGMがないと眠れないのだ。

「マライアは、アップルTVを流していないと眠れない。眠れなければ歌えない。歌えなければコンサートはできない。コンサートができなければ、すべてが崩れ去ってしまう」と、疲れたようすのモリーが語る。

 数百万ドル規模のツアーの成功は、アップルTVにかかっているというわけだ。

絶対に美人に撮る

『マライアズ・ワールド』では、照明がすべてだ。蛍光灯の照らすリハーサルスタジオに入ったマライアは、こんなことを言う。「私のルールでは、蛍光灯の光の下に立つときは必ずサングラスをかけなければならないの」。これはジョークかもかもしれないが、たぶんジョークではないだろう。

ジョークに乗るのはお手のもの

 外から見ると、マライアの世界は奇妙に見えるかもしれない。けれどもマライアは、ファンの期待に背いてはいけないことを知っている。「まったく、つらいわよ」とマライアは言う。「ヨットに乗っていても、ダイヤモンドをつけたドレス姿で水に入らないといけないんだから」。外の世界の人たちに滑稽に思われることなど、マライアは気にしていない――それが彼女の魅力のひとつだ。

(『マライアズ・ワールド』の初回は、アメリカでは12月4日にE! で放映される。イギリスでは12月5日に「hayu」でストリーミング放送されるほか、12月11日に「E! U.K.」でオンエアされる予定)


トゥファイエル・アーマド


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