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ビッグデータの時代、投資情報は少ないほどいい

ニューズウィーク日本版 / 2016年11月30日 19時30分

 それでも投資業界は、データ主導で自動化された研究や、投資可能な戦略を重視する方向へと急速に舵を切っている。恣意的に売買をするのではなく、ルールに則った投資をするファンドが増えているのだという。



 値上がり益を狙って個別株を物色するタイプの投資マネジャーは、推奨銘柄を探すにあたりかつてないプレッシャーにさらされている。データの持ち主らは突如として、自らが保有するデータの影響力と価値を実感するようになり、対価を支払える人にそれを売るようになってきたからだ。

 データは決して安くない。相場は2万5000~25万ポンド以上。この金額を出せるのはたいてい、ヘッジファンドだ。

「伝統的なデータは、戦略に落とし込んだ時により良い結果をもたらすことが分かってきた」と、シムコックは言う。「今の激動の環境下でどう投資をしたらいいかを尋ねられたら、仕事がたやすくなる技術であれば受け入れ、じっくり時間をかけるべきだと答えるね」


イアン・アリソン


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