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1年間すべてに「イエス」と言った女性から日本人が学べること

ニューズウィーク日本版 / 2016年12月27日 12時34分

――ライムズが「女性として、アフリカン・アメリカンとして、エンタメ界に存在するガラスの天井を打ち破った功績」により、「シェリー・ランシング・リーダーシップ賞」を受賞した時のスピーチ。女性として生まれ、エンタメ界で尽力した先達全てに敬意を表しながら、「全女性の努力による賞」だと、同賞を受け取っている。

●You are not alone. Nobody should be alone. So. I write.
(あなたはひとりじゃない。誰もひとりになってはいけない。だから、私は書くのです)

――ライムズの原点が端的に記された一文。「クラスで唯一の黒人女子」だった彼女は、友達がいない寂しさから物語を書きはじめ、空想の中でたくさんの友達を作ったという。だからこそ、ライムズの作品は、孤独な気持ちを抱えている人々に向けて、「あなたはひとりじゃない」というメッセージを発信しつづけている。

●Don't apologize. Don't explain. Don't ever feel less than. When you feel the need to apologize or explain who you are, it means the voice in your head is telling you the wrong story. Wipe the slate clean. And rewrite it. No fairy tales. Be your own narrator. And go for a happy ending. One foot in front of the other. You will make it.
(悪びれては駄目。説明はいらない。劣等感を抱える必要なんてない。自分について謝りたくなったり釈明したくなったら、それは頭の中の声が、間違えた物語を朗読している証拠だ。すぐに白紙の状態に戻して、物語を書き換えよう。おとぎ話はいらない。自分で物語を作るのだ。さあ、ハッピーエンドを目指して。一歩ずつ。たどりつけるから)

――ライムズは、同じルールに従っていれば、幸福が待っていると信じている人々に向けて、誰もが自分だけのハッピーエンドを持っていることを力説している。自分はこうあるべきだと取り繕うのではなく、ありのままの自分を生きることで幸せはやってくることを、自らの経験を通じて学んだからだ。

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