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運動は週末だけでOK、健康効果は毎日の運動と遜色なし

ニューズウィーク日本版 / 2017年2月1日 12時9分



軽い運動から始めるべき

 14年に英心臓血管学会機関誌に発表された論文によれば、心臓に持病がある場合、1日に1時間以上運動する人が心臓発作や脳卒中になる危険性は、まったく運動しない人と同じ。リスクが最も低いのは、週に150分の基準を守った人だった。

 一方、これまで運動不足だった人が週末アスリートになる場合のリスクもある。「長期的な効果よりも、運動中の突発的事態が心配だ」と語るのは、米クイニピアック大学のハワード・セリンジャー医師だ。あまり健康的でない生活をしてきた人が急に激しい運動をすると、心臓発作を起こしたり、筋や関節を痛める恐れがあるという。

 週末アスリートを目指す人へのオドノバンのアドバイスは、けがや病気を防ぐためにゆっくりとスタートを切ることだ。最初の12週間は軽い運動にとどめ、その後は段階的に強度を増していくべきだという。

 中年が運動の健康効果を得るには、はやる気持ちを抑える分別も欠かせないということだ。

【参考記事】「適度な運動でダイエット」の嘘


[2017.1.31号掲載]
ジェシカ・ファーガー(ヘルス担当)


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