入国禁止令、トランプ「敗訴」でひとまず混乱収拾へ
ニューズウィーク日本版 / 2017年2月6日 19時0分
彼女は今、難民申請手続きをしてくれる国連担当者からの連絡を待っている。「明日と言われても、1時間以内であっても、フライトがあれば私は乗る」と、彼女はレバノンの首都ベイルートでロイターの電話取材に語った。荷物はバッグに詰めたままだ。「もうここには家も、仕事も、何もないから」
ベイルート空港のある職員は、3人のシリア人家族が5日朝にヨーロッパ経由で渡米したと言った。
エジプトの航空会社の情報筋は、4日以降に対象の7カ国から33人が、アメリカ行きのフライトに搭乗を許可されたと言った。
イラク政府は5日、控訴裁の決定を歓迎した。「正しい動きだ」と、イラクのサド・ハディティ報道官はロイターに語った。イラクは入国禁止の対象国になった7カ国の1つ。紛争や暴力から逃れるイラク人にも、大統領令は影響を及ぼした。
そして今後の法廷闘争は、アメリカにとっても世界にとっても重大な問いを含んでいる。法とトランプ、どちらが上か、という問いだ。
ニコラス・ロフレド、ハワード・スウェインズ
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