ISISのロンドン襲撃テロは時間の問題だった
ニューズウィーク日本版 / 2017年3月23日 13時5分
群衆に車で突っ込む手口はこれまでも何回か使われており、その背景にはISISの存在がある。ニースでのテロ事件では、7月14日の革命記念日に花火見物をしていた群衆に大型トラックが突っ込み、86人の死者が出た。昨年12月にベルリンで起きた事件でも、クリスマスマーケットに集まった買い物客にトラックが突っ込み、12人が死亡した。
【参考記事】【ニーステロ】車が大量殺戮の凶器になるなら、人混みはどこも危ない
同様の事件はアメリカでも起きている。昨年11月にオハイオ州立大学で起きた事件では、男が車で学生たちを次々にはねた後、車から下りて周囲の人たちを刃物で切りつけた。事件後、ISISはこの男を自分たちの「兵士」として称えた。
ISISは車によるテロを奨励。14年にはシリアとイラクでの戦いに参加できないなら、欧米で車を使って民間人を襲えと支持者に呼び掛けていた。
イギリスではISIS関連のテロはこれまで起きていなかったが、シリアとイラクに渡りISISの戦闘員になった男女の数はヨーロッパではフランスに次いで多い。人質の取引や処刑に関わる一連の映像に登場し、15年11月にドローン攻撃で殺された「ジハーディ・ジョン」ことモハメド・エムワジもその1人だ。
ジェーソン・ルミエール
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