【写真特集】ウクライナ東部に残されたトラウマ
ニューズウィーク日本版 / 2017年3月27日 17時20分
<アリッサ・ミロシュニチェンコ(左、49)>マリインカの自宅の庭で、いとこのバレンチナ・ラトフスカ(12)と。ここ1年半は、防空壕に避難してばかり。「発砲が始まると、私は娘に精神安定剤を与える」と母親のオクサナは言う
<オレグ・トカチェンコ(47)>前線の町ドネツク近郊のマリインカで兵士らと祈るトカチェンコ。金属加工場を経営する傍ら牧師も務める彼は、時間が許せば地元スラビャンスクからボランティアで礼拝に出掛けていく。「人々は未来を突然断ち切られ、裏切られたように感じている」と彼は言う。「精神科医でさえ精神科の治療が必要になるような状況だ」
(右から)リサ(9)、ナスティア(5)、ダニエル(3)のシュパーティアク家のきょうだい。ルガンスク州ポパスナにある自宅で映画を見る
ザイトセボのウクライナ兵。携帯電話で話す相手は誰なのか
撮影:アレックス・マシ
イタリア人ドキュメンタリー写真家、マルチメディア・ジャーナリスト。2006年にロンドン芸術大学でフォトジャーナリズムの学位を取得した後、ナイジェリアの金鉱山やインドの化学工場事故など、不正行為によって起きる問題、主に子供たちの生活環境や健康、人権などについての作品を発表している。
Photographs by Alex Masi
<本誌2016年10月11日号掲載>
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Photographs by Alex Masi
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