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ユナイテッド航空「炎上」、その後わかった5つのこと

ニューズウィーク日本版 / 2017年4月12日 19時20分

ワシントン・ポストの調べでは、ユナイテッド航空の取り消し数は他社と比べて特段に多いわけではない。昨年、約6万300人が同社の航空便取り消しに遭い、うち3765人は強制的なケースだった。



ユナイテッド航空を擁護する声も出ている

今回の乗客引きずり出し騒動では、ユナイテッド航空に多くの批判が寄せられた。非難するツイートを出したセレブもいたし、ボイコットの呼び掛けも行われているが、必ずしもアンチ・ユナイテッドの声ばかりではない。

FOXニュースには「ユナイテッド航空は無実だ」と題するコラムが。責任は、ユナイテッド航空の職員ではなく、乗客を暴力的に引きずり出したシカゴの警察官にあると主張している(現在、停職処分を受けている)。

ソーシャルメディア上では、降機を拒否し、警察官に抵抗して怪我をした乗客デイビッド・ダオに対して「当然だ」といった声も散見された。ケンタッキー州ルイビルの地元紙クーリエ・ジャーナルは州民であるダオに関する記事を掲載しているが、この件と関係ないにもかかわらず、ドラッグ関連での逮捕歴があることを伝えている。

海外の航空会社が自社のPRに活用している

注目はアメリカ国内からだけではない。ここぞとばかりにユナイテッド航空を揶揄するツイートを出したのは、なんと海外の航空会社である。

We are here to keep you #united Dragging is strictly prohibited pic.twitter.com/CSjZD7fM4J— Royal Jordanian (@RoyalJordanian) 2017年4月10日


「わが社の機内では引きずり出しが禁止されていることをお伝えします。乗客によるものも、乗務員によるものも」――ロイヤル・ヨルダン航空

Fly the friendly skies with a real airline. pic.twitter.com/wE5C5n6Lvn— Emirates airline (@emirates) 2017年4月11日


エミレーツ航空は動画で。ユナイテッド航空のオスカー・ムニョスCEO(最高経営責任者)が3月に中東湾岸諸国の航空会社は「航空会社ではない」と語ったことを持ち出して、「ムニョスさん、トリップアドバイザーによれば、われわれは本物の航空会社であるだけでなく、最高の航空会社なのですが」と最高のひと言。

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