ジャカルタで圧力鍋使用の自爆テロ 不安と衝撃の中で断食月近づく
ニューズウィーク日本版 / 2017年5月25日 19時30分
さらに自爆テロの直後の現場を記録した動画や写真がネットに多数出回っていることから、治安当局は「残虐な現場の様子で市民の不安や恐怖を煽る行為はテロに加担していることと同じである」として中止を求める事態にもなっている。
インドネシアは今、このように犯行グループの正体も背後関係も捜査中という自爆テロの衝撃と不安の中で断食月を迎えようとしている。
[執筆者]
大塚智彦(ジャーナリスト)
PanAsiaNews所属 1957年東京生まれ。国学院大学文学部史学科卒、米ジョージワシントン大学大学院宗教学科中退。1984年毎日新聞社入社、長野支局、東京外信部防衛庁担当などを経てジャカルタ支局長。2000年産経新聞社入社、シンガポール支局長、社会部防衛省担当などを歴任。2014年からPan Asia News所属のフリーランス記者として東南アジアをフィールドに取材活動を続ける。著書に「アジアの中の自衛隊」(東洋経済新報社)、「民主国家への道、ジャカルタ報道2000日」(小学館)など
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