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ロンドン市長批判で、トランプの訪英反対運動が再燃

ニューズウィーク日本版 / 2017年6月6日 17時20分

奇しくも、と言うべきか、今年3月の英国会議事堂テロの直後には、トランプの長男ドナルト・トランプ・ジュニアが、こうツイートしている。「冗談だよな!? テロ攻撃は大都市の生活の一部と、ロンドン市長のサディク・カーンは言った」

これも、「テロへの備えは生活の一部」と言ったカーンの言葉を誤用したものだった。攻撃の仕方までが父子でこれほど似るとは驚きだ。

【参考記事】テロ直後にトランプの息子がロンドン市長を批判、でもなぜ?
【参考記事】戦死したイスラム系米兵の両親が、トランプに突きつけた「アメリカの本質」



今年2月、英議会の公式ウェブサイトでは、トランプ訪英の中止を求める署名活動が行われ、200万近くの署名が集まった。

これに対し、英政府は次のような声明を出した。「政府は、アメリカ大統領を手厚くもてなすべきだと考える。訪問の日程と詳細が決まり次第、トランプ大統領の訪英を歓迎する」

今回メイは、カーンに対するツイートについて直接のトランプ批判は避けながらこう言った。「サディク・カーンは立派な仕事をしている。それ以外のことを言うのは適切ではない」

6月8日に総選挙を控え、相次ぐテロと労働党の猛追でただでさえ崖っぷちのメイに、トランプの見当違いな横槍がとどめを刺すことにならなければいいが。

(翻訳:ガリレオ)



ジェイソン・ルミエール


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