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空爆から救出されたオムラン君、回復してもつきまとう独裁者の影

ニューズウィーク日本版 / 2017年6月8日 19時55分

Le boucher de la #syrie Bachar al-assad dit que la photo du petit #Omran est fausse; sa femme affirme le contraire!#Alep pic.twitter.com/ez0zCUJIlg— abdulrahman alhwemil (@Abadi1Abadi) 2016年10月22日

(人権メディアAJ+のインタビュー)


オムラン君の父親モハマド・へール・ダクニシュもアサドに同調する発言をしている。「救助されたオムランは勝手に連れて行かれた。私はまだ2階にいたし、私の意思は無視された」とイラン国営テレビのインタビューで語った。

ニューヨークタイムズによれば、シリア、ロシア、イラン、レバノンで放送された番組(シリア国営テレビ)では父親は、「AMCが空爆を操作し、同意なしに息子を撮影した」と言った。

オムランと家族が、アサド政権から圧力を受けているかどうかはわからないが、家族が住むアレッポがアサド政権の支配下にあるのは事実だ。

シリアの著名な活動家アブドゥル・カフィ・アルハマドはこう問いかける。「オムランの父親がアサド政権に『ノー』を言えると思いますか?」

【参考記事】「ホワイト・ヘルメット」を無視するノーベル平和賞の大罪
【参考記事】シリアの子供たちは、何度化学兵器で殺されるのか


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ニューズウィーク日本版ウェブ編集部


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